第48話
何やら、
(探索道から
前者は
この森に埋もれたヴァレス領の迷宮遺跡は休眠期の浸食領域であり、
魔物との戦闘で勝利した後の油断を突かれたり、
「法の
「っ、対人戦闘ね、気は進まないけど……」
斥候という役割
やや遅れて察したクレアも愛槍を握り締め、一呼吸置いてから抑えた声で問う。
「ジェオ、賊徒の数は?」
「四人だな、あとは恐らく死体が二つ」
「殺害しているんですね、人を……」
「ん~、
眉根を寄せたフィアの呟きに続いて、おどけた調子で斥候の娘が口外したように、いずれ無法の
「自領でもないし、ここで引き返すのも妥当と言えるな」
「相変わらず、発想が
やれやれと大袈裟に肩を竦めた我が師
「だって、お前ら喰ってるだろ、毎日」
「当然です、食べないと生きていけませんから」
生命の価値を低く見積もる発言は地母神派の教義にそぐわないため、毅然とした態度で侍祭の娘が反論を試みるも、何かを
「まぁ、どうでもいいモノが
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