第46話 ~ とある王立学院生徒の受難② ~
全方位を
その
「っ、
「や、やめ… うぐッ!?」
「う、うぁ……ッ、うぅ」
耐えられなくなった数人が身体を丸めて
老若男女の分け
(… こちらの属性に絞った対抗術式、当てが
土地に付与する魔法は事前準備が必要で、複数属性を重ねることに向かないため、学院側の情報が漏れていた可能性も否定できない。
そんな疑念を深めていれば、乱雑に彼女の前髪が
「全員、
「「了解です」」
頭目らしき人物と最低限の言葉を交わした襲撃者らが動き、ぐったりしていた生徒らの両腕を背中に
ほぼ全員が
「くっ、貴様ら何が目的だ!!」
「こんな事をしても、身を滅ぼすだけです」
「老婆心で言っておくが、時間を稼ぐ意味はないぞ、護衛の冒険者は四人とも死んだからな。あと、誰が喋っていいと許可した?」
不愉快そうに長髪を
「ぐぅうッ!?」
「こんなに人質がいるんだ、一人ぐらい殺してもいいだろう」
これは見せしめだと
「待てッ、そいつが王子だ!!」
「ははっ、語るに落ちたな、ラウル~~」
さも楽しそうに吹き出した襲撃犯の頭目が笑みを深め、早々に狸寝入りなど決め込んでいた自分達の “内通者” を
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