なぜ執筆より読書、読書よりゲームなのか?(カーク・ダローカー)


 これを読んでいる方は、小説を読むだけなく書いている方も多いことだろう。では、こういう経験はないだろうか。


 小説を書こう!と思ってい~たら~ゲームしてましたー


 あ、チクショー(爆)


 ゲームをそもそもしない方も例えばスマホでSNSを見たりネットサーフィンをしていたら一日が終わったということがないだろうか。


 自分の場合、読書もゲームに優先されてしまう。本当はいろいろ読みたいと思っているのに、どうも実行する気までは起こらないのだ。


 なぜあれだけ執筆したいと心のどこかでは思っているのに他のことをしてしまうのか、考えてみた。



 ずばりエネルギーだと思う。それをやるのに必要なエネルギーが足りないからではないか?


 SNSは開くだけで楽しめる、ネットもブラウザーを立ち上げればすぐできる。ゲームもアプリやソフトを立ち上げればすぐ夢の世界へLet's Go!である。


 しかし、読書はどうか。本を開くだけではダメで、そこに書かれてある文字を読み、その上文字からイメージを頭の中で膨らませる必要がある。これでやっと物語の世界に入ることができる。要は集中力が必要なのである。


 さらに小説を執筆するともなるとさらに大変である。

 まずネットの誘惑に負けず、執筆するツールを立ち上げる必要がある。読書では物語の世界に入る手がかりとなる文章がすでに羅列されている。しかし執筆では自分がその手がかりを0から作りださなければならない。イメージが頭の中にすでにあって、それを言葉にしていく必要がある。さっきとは真逆の構図である。物語の世界に入るにはそれなりのエネルギーを必要とするのは明らかであろう。


 ただ、不思議な現象がある。それは小説を読んでいると「ワイも書きたい!」と思い始めることである。なぜかはわからないが、小説を読むことで小説を書くエネルギーが沸き上がってくる。これはいったい何なのだろうか。一部の人間の遺伝子にしかない何かがあるのだろうか。その謎はまた本を読んで考えることにしよう。

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