カクことって素晴らしい！

社会のナゾ

なぜ人は新年を祝うのか？（Q:根芽実優 A:回答者A）

　Q　（根芽　実優）

「あけましておめでとうございますー」

「今年は、いい年になるといいですねー」

「そうですねー」

　え、無理じゃん？　去年もこの話したよね？　去年何人が東欧で死んだの？って話じゃん。思うけどなんでいい年になると思ってんの？　去年交通事故で亡くなった人もさ、さっきみたいな会話してさ、死んでるわけじゃん？　毎年ショッキングなニュース起こるし、自分がその当時者になるかもしれない。なのになんで１月１日になるとみんなリセットされたみたいに喜んでんの？

　A（回答者A）

　確かに今年もきっと悲しいこと、つらいことが起こるでしょう。あなたは嬉しいことよりもそっちの方が気になってしまう方なのかもしれません。ですがここで一度考えてみましょう。

　不安になったからといってネガティブなイベントを避けることはできるのでしょうか？

　それこそ交通事故というものは事故というものですから予期せぬうちに突然発生するものです。いくら自分が安全運転をしていたとしても、追突されることもあるでしょう。事件だって。自分がたまたま乗った電車に犯罪者が乗り合わせることもあるでしょう。不幸というものは自分の感情に関係なく襲ってくるものなのです。

　しかし、逆に幸せというものは自分で作り出すことができるものです。勉強を頑張ったら試験に合格する。行動を起こしたら恋人ができる。家の中で閉じこもっていると、不幸のみならず幸せまで逃してしまうわけです。

　どっちにしろネガティブを避けれないというのなら、そのときまではせめて幸せになることを願って、そして実際幸せに生きればいいのではないでしょうか。どれだけ辛い事があっても幸せを追い求め続けるからこそ人は新しい夜明けを祝うのではないでしょうか。