ある日のこと 18
ここはクリエイティブな物書きと、それをこよなく愛する読者さんが住んでいる国『カクヨーム王国』である。
『カクヨーム王国』では、それぞれのカクヨムさんたちが、それぞれの本屋さんを持っている。その本屋さんでは、なんとその店主のカクヨムさん達が書いたお話のアトラクションに、ほぼほぼ無料で参加できるのであーる。
さて、では本日も、いつもの
――はぁ、めっちゃ寝てたぁ。朝が来る前に書かないと、毎日連載の自称連載作家としては、原稿落としちゃうわ。はぁあ。眠いけど、洗濯機もさっきまわしたし、それが終わるまで、カクヨーム王国を満喫さ!
そう言いながら、いつもの自分の本屋に届いたお手紙チェックをしはじめた。
――お! これは! こないだエッセイにハマってしまい、結構読んでしまった小濱さんだ! えっとなになに? これのお手紙ね!【KAC20223】占いの館番外編 ー平和への祈りー https://kakuyomu.jp/works/16816927861444944708 へくれたやつだ。いでよ! 小濱宗治さん https://kakuyomu.jp/users/bokusatukun のお手紙!
妄想世界は大変便利! すぐさま小濱さんらしき人がホログラムに登場し、お手紙を差し出してくれた。
『これはどういった占いでしょうか?カード名に聞き覚えがないので、タロットとは少し違う印象を受けました。てか、和響さんは占いが出来る人だったんですねー★』
――そうなんです、そうなんです。誰でも少し修行を積めばできるんですよ小濱さん。あ、ちなみに、宗教ではないです。私、無宗教なんで。
と心の中で思いながら、お手紙のお返事を書くようだ。
『これはOSHOカードという、タロットみたいな?ものです。実は占いできる人だったんです笑仕事にはしてないですが、昔少々異世界で修行をしてきまして! 光回復魔法と、占い術と、時空間コントロールができます( ´ ▽ ` )どんなんやw 実は、ちょいと異世界とつながってリーディングしてるので、カードの説明も、毎回変わります。毎日連載している「占いの館」があるのですが、そこでやってるものを、お題が「第六感」だったので、こうなっちゃいました笑 ちなみに、そこで引いた本日のカードは、前にも出たカードですが、メッセージが違います。カードの絵の見え方も変わってきます。まさに異世界ファンタジー(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ 』
――この小濱さんがお手紙くれたやつは、KAC2022のお題3の第六感のやつなんだよね。もうまさに今の時の人を占って書いたのはいいが、昨日は合計九枚もカードを引いて、それを書いたもんだから、五時間もカキカキルームにこもってしまった! おかげで今日は指の動きが悪いのだよね! って、そういえば小濱さんの面白いエッセイ今日行ってないな!
「いでよ! 小濱さんの【文士小濱のカクヨム1くだらないエッセイ★ 作者:小濱宗治 https://kakuyomu.jp/works/16816700426287593974】これこれ超おもしろい! あぁ、たまらん、なんか中毒性あるわ。ええいではこのまま! 小濱さんの本屋さんへレッツラゴー!」
めちゃくちゃ便利。妄想世界。あっという間に小濱さんの本屋さんの前についた。どうやらここは、現代ファンタジーシティよりのエッセイシティのようだ。霊能力者らしき怪しげな人が通りを歩いていく。
――えっと、小濱さんの本屋さんはここだよね? 一見すると普通のように見える本屋さんだけど、なんか、本屋さんの入り口の自動ドアのところに、ピンクの張り紙で、「すんごい綺麗なおねぇさんが好きです」って書いてある。私かにぃ。私が読んだエッセイも、すごい面白かったし、こういうギャグセンスが溢れてる感はあるよね。綺麗なおねぇさんじゃ無くて申し訳ないが、いっちょいっとくか。
うぃーんと自動ドアが空き、店内に入る和響。店内には、いろんなジャンルの服装をしたいろんなジャンルの人たちが本を読んでいるようだ。
――へぇ! さすが! エッセイの【 カクヨムに登録した作家がまず読むべきお話★ https://kakuyomu.jp/works/16816700427411307897 は、星の数も多くて、まさにこれはカクヨーム王国にきてまず読んだ方がいい作品だもんね! そりゃ本屋さんに来る人も多いわけだ! では早速私も妄想アトラクションに行ってきますか!
そう心の中でいいながら、面白エッセイと書かれたコーナーから、【文士小濱のカクヨム1くだらないエッセイ★】を取り出し、その本の中に頭から一気に吸い込まれていった。そして、しばし妄想アトラクションを大爆笑で楽しみ、ぽんっとまた同じ場所に戻ってきた。
「はぁ! 超面白かった! ハアハア言いながら、どんなパンツ履いてるんですかあ?って聞くなんて! ってどんなエッセイや! ご本人曰く、小濱は変態ではありません。紳士です。小濱作品は、気品溢れる貴族の読み物なのです。だそうなんだが、もう! まじでこれハマりすぎて抜けれん私の身にもなってくれ!」
一体どんなエッセイなのだろうか。小濱さんは変態なのだろうか。いや、ご本人曰く、すぐにパンツを脱いでしまうだけの気品高い紳士だそうなのだが。
「あぁ、たまらん! めっちゃハマるわ! そういえば最近交流できた月猫さんhttps://kakuyomu.jp/users/tukitohositoneko のこと書いてあるコメント返信ももらってたな! 確か、『月猫さんは気付かず洗脳されちゃって、たまにイカレた作品を出すようになってしまいました。あんなに清純派だったのに!w 』ってもらった気がする! そうか?月猫さんは、私の印象では、無茶苦茶真面目な愛の人だぞ? 戦争のない平和が訪れるようにと、千羽鶴を折り始めるような素敵すぎる人だぞ? も! もしかして!? そんな真面目な人まで洗脳するようなエッセイなのか! これは!」
だいぶびっくりしているようだが、心配しなくても大丈夫である。和響とやらは、月猫さんのように清く美しいわけでは全く無く、たぶんこの小濱さんというカクヨムさんくらいぶっ飛んでいるから、毒される事はないだろう。もうすでにそっち側なのだから。
――寝る前にひと笑いできてよかったわ! 現実ワールドの夜のニュースを見ると暗くなるもんね! でも私は闇の勢力には負けないぞ! 今日は「祈り」をイメージして楽曲の制作依頼をしたアーティストさんから、すごくいいサンプルが来て、無茶苦茶ハッピーなんだから! さてと、では、小濱さんに、本日の感想のお手紙と、作品紹介勝手にしましたってお手紙を書いて、ポストに入れておくか!
そう言って和響とやらは、小濱さんの本屋さんのカウンターのレジの横に置いてあるご意見箱にお手紙を入れ、本屋さんを出たのであった。
こうして、和響のカクヨーム王国での日常は今日も過ぎていくのであった。まさにそれぞれの立場を尊重しあえる平和な世界、カクヨーム王国。現実ワールドも、はやく戦争のない平和な世界になってほしいものだ。
最後に、この戦争で、いいや、今起こっている世界中の紛争で亡くなられた方々に鎮魂の祈りと共に、平和への祈りを込めて、
――黙祷。
世界が優しい光に包まれて、戦争のない平和な世界になりますように。それは、私たちひとりひとりの手に委ねられていることを忘れる事なく、祈り続けたい。
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