リルケ「真面目な時」(訳:立原道造) 『立原道造全集 第四巻』より
今どこかで世界のなかで泣く人は
理由もなく世界のなかで泣いてゐる人は
あれは私のことを泣いてゐる
今どこかで世界のなかで笑ふ人は
理由もなく世界のなかで笑ってゐる人は
あれは私のことを笑ってゐる
今どこかで世界のなかで歩む人は
理由もなく世界のなかで歩いてゐる人は
あれは私の方へ歩みよつてゐる
今どこかで世界のなかで死ぬ人は
理由もなく世界のなかで死んで行く人は
あれは私の方を見いつてゐる
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます