第18話 30個199円の冷凍している冷蔵餃子は、今頃

値上がりしてるんだろうか

「15こ99円の餃子が値上がりしたらな、横の30個199円の餃子が売り切れでな」


「さもありなん」


「コンソメスープイン餃子でワンタン風」

「白湯スープでもいけるぞ」

「蕩けるチーズに餃子でチーズ餃子」

「プラスケチャップでピザ餃子」

「マイナスチーズでもどき」

「プラスまよでもどき二世」

「禁断の餃子グラタン」


「禁断の理由は?」


「にんにくが意外とアクセントに良いのだが」

「グラタン日和にはこれじゃない感がすごい」

3個350円前後の冷凍グラタン常備してたなぁ


「帰ってきたぞぉ~」


「おう、お帰りなさいませ家主様」


「まて、カレー様の息吹を感じる」


「にしし、お昼カレーぐらたんだったのさ、

 第一信徒は私になったのさ」


「おのれ~」


「わかった、わかったこれでも食え」

「ちょっと永めにチンしたからぱりぱりだぞ」


「カレー様の息吹が感じられるが」


「うま、うま」


「俺より先に食うなぁ~」


「カレーチャーハンの素を振りかけたカレー餃子だ」


「「うま、うま」」


「「ところで、カレーちゃーはんとは?」」


「ぬかった」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る