第12話 インスタント茹で蕎麦UF丸

「この焼き麺うまいな」


「本当は焼き蕎麦が王道なんだけどな」

「うん?焼きうどんも王道か?」


「これは何麺だっけ」


「チャンポン麺だ」


「旨いな」


「用途を変えると歯ごたえが違って、それも良いんだよな」


昔、親に素麺で焼き蕎麦作られたときは、やられたと思ったな。

固めのところはビーフンみたいになってたし。


「今回のソースもいけるな」


「目指すはインスタント茹で蕎麦UF丸のソースだからな」


「そのソースは売ってないのか?」


「別の湯茹で蕎麦のソースは一時期見かけたと聞いた事はあるんだが」

聞いた店に行ったら無かったんだよなぁ。

NETで無難といわれてるソースはちょっと辛く感じるんだよなぁ。

100円ショップの焼き蕎麦ソース、こっちの方がまだ好み。

追加でソース、ケチャップ、お好み焼きソース、すき焼きのたれ、野菜ジュース、マンゴー系が良かったか。

UF丸のソースの味は遠い。

某ラーメンもスープだけって売ってくれんやろか。


「この、なすっていう野菜何にでも合うな」


「際立った味も無いし、スープやソースが絡みやすい、染みこむ?からな」

さて自分のをつくるか、

水を通したうどん麺に、玉ねぎ、人参、ピーマン、茄子、キャベツ、冷凍カットほうれん草、ベーコン入りがbest何だが。

100円ショップの焼き蕎麦ソースを混ぜ混ぜ。

トッピングに冷凍から揚げかチキンナゲット、冷凍してた冷蔵餃子。

100円ショップのレンジ用耐熱蓋を皿にかぶせて。

「600w相当7分半チン」


「おまえはうどん麺なのな」


「うむ、気分的にな」


「ソースは何か変えたのか」


「面倒になったから素で」


「そか」


「うむ」


「俺で実験してるんじゃ無いよな」


・・・





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る