第17話

「電話してみたら?そのうるさい義妹とやらに?聞いてみて?私が泊まってもいいかどうか?もしかしたら、いいって言うかもだし」


「えええええええ」


「ほら、はやく」


「期待しないでよ。あいつは多分、

見知らぬ女の子を家にいれることは申し訳ないけど嫌がると思うから」


「ふうん?」


俺はポケットからスマホを取り出して、

義妹にかけた。


すると、どうだろう。


着信音がすぐ近くから聞こえてきた。

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