第11話
「あ、お金なら私が払うわよ。
あのね、この日のために、たくさん持ってきたの」
彼女は財布を取り出して、お札を何枚か見せた。諭吉さんが何枚も顔を出してた。
もしかして。
「え、君ってお金持ちのお嬢様?」
「ううん、違うの。ただ、今日だけ
バイトでがんばって貯めたお金を持ってきただけ...」
「そうか...」
「そういえば、、今見たけど、
手をつけてない料理あるけど、食べてけば?
俺はいいや...帰宅して適当に作って食べるから」
「私もいいかな。ここの料理より美味しいものいつも食べてるし...」
「へぇー、レストランの料理よりも美味しいやつをいつも食べてるなんて、いいなぁ!」
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