『学校うさぎの恋』
「ボク、うさえもん。」
そう始まる物語り。
「ボク、うさえもん。」
この始まり方、ツカミバッチリじゃないですか!
うっかり国民的アイドル青い体の猫型ロボットを連想してしまいました。
今回の企画の募集要項ではじかれる可能性のある恋愛もののところ、企画主の読みたい!欲を見事に誘い出しました。
さてこの「うさえもん」は「小学校のうさぎ小屋」で飼われている「学校うさぎ」です。
「うさえもん」の「一番のトモダチは」「飼育委員」の「マナちゃん」。
「マナちゃん」はほかの学年の「飼育委員」がなかなか活動に参加してくれない中一人で頑張って「学校うさぎ」のお世話をしています。
お話しは「うさえもん」と「マナちゃん」、二人の視点が交互に入れ替わりながら進んでいきます。
「うさえもん」は時折散歩で通りかかる「ふわふわの白い毛にグレイの模様が入った」「
一方「マナちゃん」は同じ「飼育委員」の男の子が気になっています。
「まなちゃん」の揺れ動く少女心、「うさえもん」の一途な恋心。
2つの恋の有り様が対比になっていて、それぞれが際立つように思います。
二人の恋はその後?
それは本作品を読んでのお楽しみ。
「うさえもん」がとても男気があって魅力的です。
ちょっとした『うさぎ豆知識』を知ることが出来て、そこも楽しいですよ。
◇ ◇ ◇
学校うさぎの恋
たけざぶろう様作
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