第5話 アクセントの位置を正しく

どうすれば相手に通じる英語がしゃべれるのか? それが問題だ。


日本生まれで日本育ちだと、どう頑張っても日本語なまりが抜けない。ネイティブ並みにしゃべろうと思うのは上級者になってからだ。初級者はカタカナ英語でも十分。最低限相手に通じればそれでいい。で、その最低限のラインというのがどこにあるか、2つ述べたい。


まず、大切なのは音節の数とアクセント(強勢きょうせい)の位置だ。昔、アメリカ人に「メキシコ」といって全く通じなかったことがある。何回も言って、最後には "Mexico" と書いて、ようやく理解してもらった。その時に言われたのは「・キスィ・コゥ」と発音しろ、ということだ。つまり日本語の「メキシコ」は4音節おんせつでどこにもアクセントがない。しかし英語だと3音節で、最初にアクセントが来る。つまり「・キスィ・コゥ」だ。


最低限、音節の数とアクセントの位置が合っていれば通じる。だから、「・キシ・コ」でもOK。可能なら身近な外国人相手に試してみるといい。もちろんオンライン英会話のフィリピン人講師に聴いてもらうのもアリだ。

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