第2話

 試験会場となるコロシアム状の石造りの構造物の観客席の一角。

 試験会場全体を一望できるその場所に貴賓席があった。


 闘技場の円筒形の壁に沿って30メートルおきに設置された8つの儀式用の祭壇に、腕章をつけた試験官達が一斉にゆっくりと登っていくのが見える。

 全員が紅のハーフプレート・メイルを纏っており、赤、青、緑、黄、紫、白、黒の腕章をした7名と木製の腕章をしている1名が視界に入る。

 祭壇に登った8名の試験官は、それぞれが選抜対象者の方を向くと選抜試験の説明を始める。選抜対象者の中には、試験官の説明に食って掛かる者もいるようだ。


 試験官が祭壇を覆う祭壇布を次々と勢いよく取り払う。

 祭壇上の台座に半ばまで突き立った直剣が露わになる。


「……あれは……『肆の勇者』の魔装神具シードである風の断ち切る者アウラ・ブレーカーに似ていますね。」


 重苦しい沈黙を破るかのようなマリアンナのつぶやきに、シャロルが応じる。


風の断ち切る者アウラ・ブレーカー偽・武装神具レプリカです。魔装神具シードへの適性を測定するために用いるとか。」


偽・武装神具レプリカで適性の測定なんてできるの?」


「現時点の魔力制御力を評価することが目的となのです。」


 イリスの疑問に、思案顔のシャロルを横目にメセテットが応じる。


「魔力制御力なら祝福神具クレイスからソロン教の祭具に魔力を流して起動できるかを確認する方が効率的だと思うのだけど。」


 そう言いながら、イリスは左手首にピタリと填った白銀色の腕輪をチラリと見る。

 腕輪に刻まれた幾何学模様の刻印に、うっすらと光が灯っている。


「単なる魔力制御力の評価であれば仰るとおり祝福神具クレイスからソロン教の祭具に流して起動可能かを確認するだけでよいです。」


「……そうしない理由は何かしら?」


 イリスは怪訝そうな表情を浮かべる。


「あまり知られてはいませんが、勇者の武具――魔装神具シードを扱うには祝福神具クレイス経由で魔力を流すだけでなく、流す魔力量を適宜調整する必要があるのですよ。」


「えッ!?……魔力量の調整が必要なの?」

 

 驚きの表情を浮かべるイリスに、メセテットは続ける。

 

「攻撃や防御に使う魔装神具シードの機能は違いますからね……かなり繊細な魔力制御が要求されます。」


「……知らなかったわ……」

 

「まあ……魔装神具シードは女神セルケトが認めた勇者のみが扱えるため、具体的な取り扱い方法は勇者しか知りませんからね。」


「……繊細な魔力制御……でございますか?」

 

 怪訝な表情を浮かべるマリアンナにメセテットが頷く。


「ええ。今回の選抜試験では、部分的に魔装神具シードの機能を再現した偽・武装神具レプリカで魔力を測定して魔装神具シードとの適性を評価することとなったのです。」


 メセテットの言葉にイリスが眉を顰める。


「部分的に魔装神具シードの機能を再現した偽・武装神具レプリカって……そんなもの……今まで魔力制御の訓練を行ったことがない貴族令息に上手く扱えるわけ「承知の上です。」」


 イリスの懸念をメセテットが少し強い言葉で遮る。


「……失礼。半ば強引に選抜試験内容を変更したのはな手段を含む傾向と対策を無力化するためなのです。」


「……不正な手段を含むって……」


 絶句するイリスにメセテットは淡々と続ける。

 

「これまで王立学園の選抜試験では、賄賂を贈った試験官との事前の顔合わせで一定数の貴族令息や従者が選抜されていました。」


「まさか!?」

 

「そのため貴族や平民に限らず有力貴族の意に沿わないものは選抜試験で不正に評価結果が改ざんされるという状況にあったようです。」


「……逆に言うと、才能を有するものは事前に有力貴族によって囲い込まれていたと……」


「その通りです。そのため全ての者が等しく1つの指標で評価可能な選抜方法へ多少強引でも変更する必要があったのです。未熟ではあっても選抜試験の段階で才能の片鱗さえ確認できれば、勇者候補としてその才能を伸ばす必要があると陛下はご判断されました。」


「……問題は選抜方法を変えても試験官によって選抜試験の評価結果が改ざんされてしまう可能性でございますね。」


 マリアンナは、思案するようにメセテットの言葉から原因を推測した。


 と、受験生と思しき一人の従者が、おずおずと祭壇に登ると、半ばまで突き立った直剣の深緑の柄を両手で握る。直剣の柄に埋め込まれている宝玉が鈍く輝く。


「今回の選抜試験では評価対象である魔力制御力を正しく評価するため、個人として保有魔力量ではなく祝福神具クレイスからの魔力提供量に比例して宝玉が輝く仕組みとなっているのです。」


 次の受験生が祭壇に登ると、半ばまで突き立った直剣の深緑の柄を両手で握る。

 直後、直剣の柄に埋め込まれている宝玉が鈍く輝く。

 その後も次々と受験生が祭壇に登り魔装神具シードへの適性評価が実施されていく。


 マリアンナは、二の句が継げないイリスをチラリと見やる。

 思案気な表情を浮かべるもメセテットに視線を向ける。


「先ほどのテフェン卿のお言葉では、選抜試験の内容は偽・武装神具レプリカを用いた魔装神具シードへの適性評価……とは別にもう1つ評価基準がございましたよね?」


「……はい。魔装神具シードへの適性評価に加えて、強さも指標となっています。」


「強さ……ですか」


「具体的には、3つの指標で評価を行います。


 1つ目の指標は、適性が近いもの同士の模擬戦。


 2つ目の指標は、模擬戦の勝者と試験官との模擬戦。


 ……そして最後の指標が、『壱の勇者』……テフィン卿との模擬戦。」


「テフェン卿との模擬戦ですか!?」


 意外だったのかマリアンナは、目を見開くと、メセテットに険しい表情を向ける。


「テフェン卿との模擬戦の評価結果を最も配点が高くなるようにしています。これにより選抜試験の不正防止が図れます。」


「……それと貴族派と国王派の対立から端を発した『貴族だから』『平民だから』という意識を選抜試験から除くため……ですね。」


 メセテットの説明をうけてマリアンナが続ける。

 そして思案気なマリアンナが口を開こうとした時だった。


『おおおお!!!』


 祭壇に半ばまで突き立った直剣の柄に埋め込まれている宝玉が一際、眩く輝いている。


「まあまあ!」


「これは……」


「………驚きましたわ」


 三者三様の反応を横目に、メセテットは目を細めて黒髪の従者を見やり、独りごちる。


「……あれは……」


 思案顔となったメセテットを横目に、黄色い声での観戦が続く。


「あ、次からは、貴族の受験生の評価が始まるようですわね。」


 マリアンナは、ティーセットで淹れなおしたティーカップを、貴賓席のテーブルのものと入れ替えると、メセテットの方を見やる。


「メセテット卿もお茶はいかがですか?」


「お気遣いありがとうございます。お言葉だけで大丈夫です。」


『おおお!!!』


 最初の貴族の受験者が祭壇に半ばまで突き立った直剣の深緑の柄を、両手で握っており、直剣の柄に埋め込まれている宝玉が一際、眩く輝きを放っている。


「先ほどの、従者の受験生と同じ程度ですわね。」


「貴族子弟は平民と違って保有魔力が多く、一定の訓練を幼少期より続けているため祝福神具クレイスからの魔力提供量も比較的多いとは認識しております。」


「とすると、先ほどの黒髪の従者が特別だったということですわね。」


「そうなります。」


 マリアンナの気づきにメセテットが応える。


「あら……あれはもしかしてテレアではなくって?」


「……そうですね。」


 イリスのつぶやきに、シャロルは苦虫を嚙み潰したような表情を浮かべる。


「……クレード家のご令嬢でしたな……東方戦役では、ご当主が撤退戦の殿を立派に勤められました。」


 感慨深げなメセテットと、渋面なシャロルを見やり、マリアンナは嘆息する。


「シャロル様……伝え聞くところによるとクレード家を継げるのはテレア様ただお一人だとか。家中の求心力を高める意味も鑑みると……お立場上、近衛ではなく『7勇者』候補として身を立てるしかなかったのでは?」


 マリアンナの言葉にシャロルは、ハッとして目を伏せる。


「……シャロル……本来ならテレアが私の専属近衛となっていたことを気にしているなら、お門違いですよ。近衛騎士選抜で主席のテレアが辞退したのはクレード家の事情。前近衛騎士団長だった貴方の父君に配慮して、次席の貴方に譲った訳ではないこと明らかだと思いますが……まだ納得できないかしら?」


「あ……いえ……」


「なら、テレアが良い結果を出すのを見守りましょうね。」


 優しい笑顔を向けるイリスに、シャロルは深々と礼をする。


「あ、ほらテレア様の番みたいですよ。」


 マリアンナの声に、碧色の祭壇に立つテレアの動向に視線が集まる。


 祭壇の前に佇むテレアは、ゆっくりと深呼吸を数回行うと、意を決して祭壇に半ばまで突き立った直剣の深緑の柄を両手で握り魔力を流し込む。


 すると柄に埋め込まれている翡翠の宝玉が神々しい輝きを見せた。


「まあまあ!」


「これは……」


「……さすがはテレアね」


 三者三様の反応を横目に、メセテットは目を細めて先ほどの黒髪の従者を見やった後、テレアを見る。


「……従者にクレード家のご令嬢ですか……」


 思案顔となったメセテットを横目に、一際、黄色い声が響く。


「あら……テレアの次は、ミレティ様のご子息ではないかしら?」


「まあまあ……本当に、髪の色以外はミレティ様と瓜二つですわね。」


「……あの方が……確かルイ殿でしたか。」


「そうなの!……でもテレアの次っていうのは……少し酷よね。」


 眉を顰めるイリスに、マリアンナは首をかしげる。


「……ルイ様は、武勇の誉れ高いガルス閣下のご令息なのですから心配なさらなくてもいいのでは?」


「……実は、ミレティ様のご子息は、あまり武勇が優れたというお話は伺ったことなくて……」


「……どちらかというと、生まれつきの虚弱体質もあってか剣を満足に握ったことがない……『ソーン家の令嬢』と口さがないことを言うものが多いと聞いています。」


 口を濁すイリスを代弁するように、シャロルが続ける。


「まあ……そういえば、ソーン家はご当主のガウル閣下の評価が抜きん出ておられますね。」


 何とも言えない沈黙が続くなか、ルイが祭壇に突き立てられた直剣へゆっくりと歩を進め、祭壇の前で、歩みを止める。


「……緊張されておられるのかしら……」


 イリスの言葉に誰も反応せず、見守っている。


 ルイが、祭壇上の台座に半ばまで突き立った直剣の深緑の柄を両手で握る。

 数秒の沈黙の後、柄に埋め込まれている宝玉が神々しく輝く。

 と、その光が直剣と祭壇全体を覆う。


 次の瞬間、偽・武装神具レプリカ・アウラ・ブレーカーは、自らの意思で動くかのように祭壇上の台座から抜け、深碧の直剣の刃が姿を見せる。

 深碧の直剣の刃は、明るい碧の光を放っている。


『な、何!?……『選抜の資格』なしに偽・風の断ち切る者レプリカ・アウラ・ブレーカーを抜くことが出来るのか!?』


「ッ!?」


 試験官の驚きの声に、受験会場は騒然となり始める。


『ちょっと待て、偽・風の断ち切る者レプリカ・アウラ・ブレーカーは『選抜の資格』を持たなければ抜けないってことは、アイツはすでに持っているってことか!?』


『おいおい!『選抜の資格』を持ってたら翡翠の宝玉の光も強くなるんじゃないのか!?奴は何か不正をしているぞ!!』


『失格だ!!奴を失格にしろ!!』


 根拠のない暴言が相次ぎ、いわれのない悪意が増幅されていく。

 祭壇を取り囲むように子爵家令息とその従者が怒号を上げる。


 ルイを取り巻くように悪意が渦巻く様を目の当たりにしたイリスが叫ぶ。


「何てことを!!……これ程までに口さがないものが多いのですか!?」


「「……」」


 事態の急な展開にマリアンナやシャロルは絶句している。


 と、メセテットが数歩、貴賓席の側から試験会場に近づくように歩を進める。


「……あの瞳の色は……武装神技マルス……」


「メセテット卿?……いかが……」


 メセテットの様子に怪訝な表情を浮かべたシャロルが問いかけようとしたとき巨大な焔のような魔力の高まりを感じる。驚愕の表情を浮かべ試験会場に視線を向ける。


「テ、テフェン卿ッ!?」


 驚愕の声をあげるシャロルを他所に、テフェンが炎の押しつぶす者イグニス・クラッシャーを抜き放つ。次の瞬間、偽・風の断ち切る者レプリカ・アウラ・ブレーカーを両手に持つルイへ斬りかかる。


「な、なにをするのですッ!?」


 悲鳴にも近い声でイリスが声を上げる。

 ルイは翡翠色の光に覆われた刀身で燃え盛る大剣を受け流す。

 同時に祭壇から飛び退り試験会場の石畳の上に着地する。


 追い打ちをかける深紅の勇者テフェンが繰り出す燃え盛る大剣の剣戟を偽・風の断ち切る者レプリカ・アウラ・ブレーカーで受け流しながらコロッセウムの中心部へと後退する。


『お、おい『壱の勇者』と打ち合っているぞ!』


『まさか!?……奴は、剣を握ったことがないはずだぞ!』


『しかし、現に魔装神具シードを抜いた『壱の勇者』と剣戟を交えているぞ!』


 目の前で起きている状況に頭がついていかず絶句するイリス達を横目に、メセテットは冷めた眼で状況を観察する。


「これは……武装神技マルス発現者特有の暴走ではない……か……テフェン卿に判断を委ねるのも一手だが……」


 嘆息すると、メセテットは琥珀色のプレートメイルの上に羽織った白のマントを翻す。

 プレートメイルの背のアタッチメント固定された、琥珀色の折りたたまれたコンパウンドボウを取り外す。体の前で手首を使い円を描くように回転させると折りたたまれたコンパウンドボウが大弓のような大きさに展開される。

 展開されたコンパウンドボウの弦をゆっくりと引き絞る。

 ルイを射る対象として。


「メセテット卿ッ!?」


 突然のメセテットの行動に戸惑いながらイリスが声を上げる。


 琥珀色のプレートメイルが鈍く琥珀色の光を発するとコンパウンドボウの弦にその光が伝わる。

 引き絞った弦に琥珀色の巨大な矢が形成されると矢を中心に強烈な冷気を発する。

 メセテットを中心に、粉雪のような光が舞い始める。


「な、なにをされ……」


 誰何しようとした時、テフェンの声が響き渡る。


偽・風の断ち切る者レプリカ・アウラ・ブレーカーを祭壇から抜けた時点で、貴殿に魔装神具シードの適性ありと判断する!また、発現した武装神技マルスは制御されていると判断する。この時点で貴殿は他の選抜対象者の誰よりも抜きんでおる!選抜対象者同士の模擬戦は免除する!よって『強さ』の評価は直接、我との模擬戦を通じて実施することとした。存分に実力を発揮されよ!』


 直後、深紅のフルプレートメイルが紅色ルビー色に輝く。

 炎の押しつぶす者イグニス・クラッシャーを覆う炎が大きくなる。

 同時にテフェンの周囲が陽炎のように揺らめき、火の粉が舞い始める。


 と、先ほどよりもはるかに速く間合いを詰めると同時に数倍の速度で剣戟を繰り出す。


 徐々に受け流し切れない剣戟によって、ルイの藍色の胴衣の右の肩口、左太もも、左腕に焔の痕がつき始める。


武装神技マルスだと!?……な、『7勇者』候補が王立学院での修練で身に着ける最上位武技を……既に身に着けているだと!?』


『馬鹿な!?……成り上がり貴族如きが身に着けられるはずがない!』


『病弱で一度も剣を振るったことがないはずだ!……何かのペテンか不正をしているだけだ!』


『し、しかし……テフェン卿が……『壱の勇者』が、奴が武装神技マルスを発現していると言っているぞ!』


『そうだ……現に俺たちの目の前で『壱の勇者』と打ち合っているぞ!』


 続けて響く声に、イリスは困惑を深める。


「マ、武装神技マルスですって!?……何が起こっているのです!?」


 テフェンの剣戟の速度がさらに増す。

 ルイの藍色の胴衣の右腕、左脇、右脚に焔の痕がつく。

 そしてテフェンの体当たりからの切り上げによりルイの身体が宙に浮く。


「「「ッ!?」」」


 貴賓席で声にならない悲鳴が上がる。

 

 姿勢を崩したルイの着地に合わせ、テフェンは横に構えた炎の押しつぶす者イグニス・クラッシャーを振り切る。


 ギィィィィィィン

 

 あわや胴への切り払いをより強く翡翠色に輝きだした偽・風の断ち切る者レプリカ・アウラ・ブレーカーで受け止める。その反動を利用し、テフェンから距離を開けて着地する。

 数瞬の間の後、更に早くテフェンは踏み込み炎の残像が残る程の速度で剣戟を繰り出す。


 ギィン ギィン ギィン ギィン ギィン ギィン

 

 その場で踏み留まりながら目で追えない剣戟を、ルイは同じ速度で受け流し始める。


「……武装神技マルスを発現してすぐに予見にも至るか……」


 メセテットは、琥珀色の矢をつがえたまま、ルイを見やりながら呟く。


『テフェン卿!!……こんなところで、その技をお使いになるのは、お止めください!!!』


『やばい!!テフェン卿が魔装神具シード第1開錠ファースト・リリースしたぞ!!に、逃げろ!!』


「……ファ、第1開錠ファースト・リリースですって!?」


 あまりの急展開に、我を忘れたようにイリスが叫ぶ。


 テフェンの第1開錠ファースト・リリースに呼応するかのように、ルイが持つ偽・風の断ち切る者レプリカ・アウラ・ブレーカーの深碧の刃に幾何学模様が浮かぶ。

 直後、直剣の刃が半ばからせり上がる形で左右に分かれると、二又となった直剣の刃を覆うように深碧の光の刃が形成される。


武装神技マルスを発現した直後に予見による迎撃、そして第2形態オーラ・ブレードまでも使えますか……完全に制御されていると見るべきか……」


 メセテットは、誰ともなしに呟くと眉間にしわを寄せる。


「……とすれば、魔力暴走に伴う爆死は起こり得ないと判断すべきか……」


 テフェンが巨大な燃え盛る大剣を打ち下ろす。

 そのタイミングに合わせ、大弓に構えた琥珀色の矢が掻き消える。


「テフェン卿……お任せいたします……」


 メセテットは嘆息する。

 同時に、巨大な炎の刃と翡翠色の刃がぶつかることで生まれる衝撃と爆風が吹き荒れた。

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