本日の一枚をご紹介いたします。もしもこのカードのメッセージが、必要なときに、必要な方のところへ届くことができれば幸いです。

『 SUPPRESSION：抑圧』

【カードの絵】

頭を四角い石で固められた人間が全身を縄でぐるぐる巻きにされ、真っ赤部屋に閉じ込められています。この人は上半身だけ肌の色が見えますが、下半身は縄になってしまっているようです。どうやら暗くて真っ赤な稲妻が走る部屋の中に閉じ込めれられているようですが、この人ならざるもののいる場所はその黒い部屋のさらに奥、赤く光る部屋です。

《本日のメッセージ》

本日のカードに描かれているこの人ならざるものは、頭を硬い石で囲われており、その石は天井までつながっていることから、どうやら頭をこの石の塊で拘束されているようです。また、体も石で拘束されていて、閉じ込められた赤い部屋から抜け出すことは困難です。

本日のカードの意味、『抑圧』ですが、まさにこのカードに描かれている人は何かに抑圧され、身動きが取れません。それだけでなく、体がだんだん溶け始め、もう自分が自分ではなくなっていくような、そんな印象を持ちます。

学校や会社といったコミュニティから、最小限のコミュニティである家庭に至るまで、わたしはたちは自分以外の人と関わり合いながら生きています。家族であっても、恋人であっても、親友であっても、それは自分以外の人間です。

人間関係の中には、パワーバランスがありますが、本来人は誰でも平等で対等であるべきだと、このカードは言っています。

誰かから言われた、また誰かとの関係において自分の心が抑圧されているように感じるならば、その関係性を見直してみるのもいいかもしれません。

しかし、本当に誰かが抑圧をしているから自分は身動きが取れないのでしょうか。本当はそうではなく、抑圧されている自分自身と向き合い、自分でその抑圧を開放する必要があるように感じます。

結局は自分でしかその状況を変えれないのです。

そして、その状況を変える力を本来人は誰でも持っているものなのです。

以上が本日のカードからのメッセージなのですが、それができないからこそ、社会で苦しみ心を病んでしまったり、自らの生を終わらせる選択をせざるを得ない人もいると思います。

「助けて」と言えることは、とても大切なことだと思います。

必ずどこかにその「助けて」を聞き取り手を差し伸べてくれる人がいます。

家族や友人にいなくても、行政機関やNPOなども含め、あなたの味方になってくれる人は、必ずいるのです。

誰かに抑圧され生きることはどこまで行っても本来当たり前ではないのです。

もしもそんな状況に陥った時は、思い出してみてください。

必ず、あなたを守ってくれる人が、団体が、あるということを。

ネットで検索すれば、相談できる窓口はいくつも見つかるはずです。

（本日のカードのメッセージをすんなりそうか、と受け取ることができる方と、できない状況の方がいらっしゃると思い、少々付け加えて書きました。ご了承くださいませ）

誰もが自分らしく、誰かに抑圧されることなく自らの生を生きられる未来が来ますように。

本日のカードからのメッセージでした。

お読みいただき、誠にありがとうございました。今日もいい日になりますように。

かしこ。

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