本日の一枚をご紹介いたします。もしもこのカードのメッセージが、必要なときに、必要な方のところへ届くことができれば幸いです。

『CLINGING TO THE PAST：過去への執着』

【カードの絵】

頭が大きな四角い箱になってしまった一人の女が、その四角い頭を必死に支えています。四角い箱は、どうやら石でできているらしく、こちら側からは、その中身が良く見えます。四角い石でできた硬い頭の中には、カラフルな立体的な物たちが、がごちゃごちゃと詰め込まれています。そして、その中には、いくつもの口があって、そのいくつかは、絶えず巻物のような紙を口から出しています。女は継ぎ接ぎだらけの服を着て、体をくゆらせながら、その重たい頭を支えているのです。自分の周りには、眩い光が散っているとは、つゆとも知らず

《本日のメッセージ》

このカードの女性は、頭の中がぐちゃぐちゃで、もう自分の腕で支えることができません。彼女の四角く硬い石の頭の中にあるものは、今まで彼女が生きてきた過去。その過去とは、自らが経験した失敗や、苦痛、後悔などが、多いようです。なぜなら、その箱の中にある口は、可愛らしいものもあれば、呪文のように言葉を吐く意地悪く見える口もあるからです。どうやら、良かった過去はあまり話すことがなく、嫌な過去の経験は、あなたにくどくどと呪詛（じゅそ）をかけているのかもしれません。

ほらまた、そんなことをしたら失敗するぞ、と。

あなたがもし、今、何かに挑戦したいけれどできなかったり、もしくは何かに悩んでいるとしたら、そこから一歩踏み出せないのは、何故ですか？今まで経験した失敗からですか？それとも、どうせうまくは行かないだろうという恐れからですか？

このカードは、一見すると恐ろしく、決して美しいカードとは言えません。でも実は、この頭を持ち上げている女性の周りには、美しい光が散りばめられているのです。

過去に自分が経験した失敗、後悔、誰かに言われたことなど、あなたの頭の中に、もしあったとして、それがあなたに、また失敗するよと、呪詛をかけているのだとすれば、あなたは、その重たい石でできた頭を取り除けばいいだけなのです。

もう過去に囚われる人生は終わりにしませんか？あなたが取りたいと思えば、その重たい被りは取れ、光り輝く現実が待っているかもしれません。

取るも、取らないも、過去に縛られるも、縛られないも、あなたの選択次第です。

本日のカードからのメッセージでした。

お読みいただき、誠にありがとうございました。今日もいい日になりますように。かしこ。

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