次回作予告

本作の登場人物たちが、令和日本へ──！

　続編「とんこつTRINITY（トリニティ） REVERSE（リバース）!!　－令和日本戦姫爛華（れいわにっぽんせんきらんか）－」

　略称は「とんリバ」！

https://kakuyomu.jp/works/16817330650860676446

　物語の舞台は、前作から三カ月後（異世界では一年後）の令和日本。

　重度の異世界ロスに陥りながらも、とんこつラーメン屋を営む星（ほし）ケ（が）谷（や）愛（めぐ）里（り）。

　しかし、ある日……。

　異世界の少女二人が、愛里のラーメン店へと転移──。

　時を同じくして。

　愛里の世界を戦禍に陥れんと、邪神が顕現しようとしていた。

　──物言う神。

　島原の乱の一揆軍参謀にして内通者の、妖術絵師・山（やま）田（だ）右衛（え）門（も）作（さく）。

　島原の乱が宗教戦争となりえなかったことで幕府軍へ寝返った右衛門作はその後、己の魂を絵に宿す「絵移しの法」を用いて復活を繰り返し、歴史の影を暗躍。

　日本で真の宗教戦争を起こすべく、「物言う神」の創造を企む──。

　その阻止のため、「絵移しの法」によって復活した天草四郎こと、少女・天（あま）音（ね）。

　愛里たちと合流し、「チームとんこつ改」を結成。

　しかし右衛門作の筆による妖術画から、「物言う神」を護る存在が召喚される。

　その名も、拾体（じったい）の下（げ）僕（ぼく）獣（じゅう）──。

　蟲獣・女性の上半身と蟲の下半身を持つ「安（あ）楽（らく）女（め）」。

　両獣・驚異的な再生力と無尽蔵の食欲を誇る「悪喰（あくじき）」。

　剣獣・闘争本能のみを有する、伝説の剣豪の複製体「武蔵（むさし）」。

　翼獣・巨大な翼で空を制する「歪蛮（わいばーん）」。

　霊獣・天候と瘴気を操る、東洋妖怪と西洋妖精のハイブリッド「精霊風（しるふ）」。

　化獣・変（へん）化（げ）能力で敵を攪乱する化け狐「六日（むいか）見（み）狐（こ）」。

　奇獣・全身に百眼を持つ童女の妖怪「百（ど）々（ど）目（め）鬼（き）」。

　甲獣・潮位と海流を操る、六本脚の巨大亀「阿鼻亀（あびき）」。

　海獣・硬質化した尾びれと毒の血液を持つ巨大シャチ「磯（いそ）撫（なで）」。

　恐獣・かつてこの世界に君臨した竜の王「烈玖珠（れっくす）」。

　対するは、同じく絵画（イラスト）から召喚された、異世界の戦姫たち──！

　戦姫補正を帯びた戦姫たちは、かつて自分らの世界を救ってくれた愛里のため、拾体（じったい）の下（げ）僕（ぼく）獣（じゅう）へ果敢に立ち向かう！

　チームとんこつ改と戦姫軍は、拾体（じったい）の下（げ）僕（ぼく）獣（じゅう）を倒し、「物言う神」の顕現を阻止することができるのだろうか……？

　史実とファンタジーとガールズラブが大胆に交錯する剣戟譚！

　「とんこつTRINITY REVERSE!!」完結済み！

https://kakuyomu.jp/works/16817330650860676446

【筆者より】

　「とんこつTRINITY!」をご愛読くださり、まことにありがとうございました。「とんトリ」は投稿当初から、メグリ（愛里）が住む世界へ戦姫團関係者が転移されて大活躍する続編を考慮して、執筆を進めました。登場人物の紹介や関係性の描写が必要な前作と異なり、二作目は純粋にアクション特化（＝美味しいところ）で書き進められるのが、筆者としてはうれしい限りです。「とんトリ」は二クールのアニメ作品を意識して執筆しましたが、続編となる「とんリバ」は二時間の劇場版を想定しています。一作目にも伏線を多数仕込んでおきましたので、引き続きお楽しみいただけたら幸いです。