第14話 生徒会の仕事(後編)

来美「じゃあ次は私かな、夏輝君の趣味は何かな?」


夏輝「趣味ですか」


来美「なんでも構わないよ」


夏輝「強いて言うなら読書です」


来美「読書かい?」


夏輝「はい!」


来美「なら、私のおすすめの本を今度貸してあげよう!」


夏輝「ホントですか!」


来美以外の全員(やられた!)


葵「わ、私の番です!夏輝君!」


夏輝「はっ、はい!」


葵「夏輝君は中間テストの勉強は大丈夫なんですか?」


夏輝「えっとー···」


葵「なら、私は質問じゃなくて夏輝君との勉強会にします!」


夏輝「いいの?」


葵「はい!」


夏輝「じゃあ、お願いするね」


葵以外の全員(そ···その手があったか!)


キーンコーンカーンコーン


皇城「もうこんな時間か、そろそろ帰らないといけないな」


皇城「ではこれで、今日の生徒会を終わる」


皇城「解散!」


空「お兄ちゃん、帰ろ!」


夏輝「そうだな」


『ちょっと待った、夏輝(君)(さん)送っていくよ』


夏輝「いやいや、大丈夫ですよ」


空「そうです、大丈夫です!」


『本当(かい)(ですか)?』


夏輝「はい」


空「お兄ちゃん!帰ろ」


夏輝「みなさん、さようなら」


『さようなら』


皇城(まさか、夏輝君の憧れてる人が私とは

思いもよらなかったな、ふふっ)


来美(今日は今までで1番と言っていいほど

幸せだったなー)


結芽(夏輝さん早くまた会いたいな)


葵(勉強会する約束出来ちゃったな、やった!)


空「ねぇ、お兄ちゃん」


夏輝「どうしたの?空」


空「お昼の時どうして私を選んでくれなかったの、ねぇねぇねぇ」


夏輝「ど···どうしたの?空なんか怖いよ」


空「いいから答えてよ」


夏輝「最初に真也と約束してたから」


空「ふーん、まぁ男子だから許してあげる」


夏輝「女の子だったらどうなってたの?」


空「ひ·み·つ♡」


夏輝(絶対気をつけよう)


空「お兄ちゃん、後もうひとつあるんだ」


夏輝「なに?」


空「なんでお兄ちゃんの制服から女の匂いがするの?」


夏輝(クンクン)


夏輝「えっ!そんなのするかなー?」


空「する!なんでするの?」


夏輝「分からないよ、そんなの」


空(この匂いは生徒会メンバーの誰でもない匂い)


空「お兄ちゃんクラスの女の子と抱き合ったりした?」


夏輝「そ、そんなの出来るわけないよ」


空「うーん、」


夏輝(でも本当に誰なんだろ?)


空(この感じ、お兄ちゃんは嘘ついてないから

ホントに知らない間に付けられちゃったんだ、

一体誰なのかなー私のお兄ちゃんに手を出した女は、絶対許さない)



ちなみに忘れている人がいるかもしれませんがこの匂いは体育の時に夏輝の制服に顔を擦り付けて匂いを嗅いでいた成宮先生の匂いです。




_____________________

あとがき

ストーリー考えて、色々なことしてたらこんな時間になってました、すみません。

明日も2話投稿頑張りますのでよろしくお願いします。










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