(二)-8

 畑仕事は子どもの頃から手伝っているから、別に苦にならなかった。でも、畑は結構広かった。そして毎日それを少しづつ繰り返していくのだ。

 そして季節が進み、田植えや畑に苗を植えたり、農薬をまいたり、雑草を抜くなどの作業をして日々を過ごしていった。

 彼からは一、二ヶ月に一回手紙が届いた。彼は茨城県の海沿いの街の鉱山で働くことになったという。その後の手紙では、福島の炭鉱の中は熱くて毎日大変だと書いてあった。


(続く)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る