「告白」

 学校の校舎裏。

 眼鏡をかけた真面目そうな少年が、ロングヘアーの少女に向けて、頭を下げた。


「お願いします!!もし、よければ……」

「ごめんなさい」


 少女は申し訳なさそうに断った。

 少年は困惑した。


「ごめんなさい……。私、今付き合っている人がいて……」


 少女がそう言うと、少年は笑った。


「あっ!違う、違うんですよ!!そういうことじゃないんですよ」

「え?違うの?」


 少女はポカンとした。

 少年は笑いながら喋った。


「いやー。誤解させてしまったようで、すみません」

「あ、いいの!私の方こそ、誤解しちゃったようで……」


 笑い合う二人。


「それで、あなた、私に何の用があるの?」

「ああ。そうでした」


 少年は思い出したように、表情をキリっとさせた。


「あの、それでお願いがあるんですけど……もし、よろしければ」

「はい」


 少年は息を吸って言った。


「今穿いてるパンティー、僕に下さい!!」

「死ね!!!」


 少女は叫んだ。




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