8ー? ???
「魔人族の侵略か……。それで取引は……。ふっ、どこまで、できるかは分からないが、やってみるか」
「……」
「で? いつまで、そこにいるのですか? 使用人がお姫様の側にいなくって大丈夫なんですか?」
「……質問に答えろ?」
「ふっ。一度に二つの質問に答えろなんて。一つ目はそのままでいいのか?」
「ああ」
「確かに、あんたが言う奴と私が知っている奴は同一人物だ。奴は今はどこにいるか、わからない。気まぐれの戦闘狂だ。強い魔物でも、狩にいっているのでは?」
「そっか」
「もう一つは居場所は分からない。ある人物に捜索して貰っている。無茶な取引で」
「やはり、関係があったが。私は一度やり合った者の顔を忘れない。勿論、《《顔が瓜二つでも」
「で? 何をやらかした?」
「主人の仇」
「あの事件か。あいつが関わっていたのか?」
「殺したところは目撃していない。なんせ、集団だったから。でも、無関係ではない。奴が邪魔をしなければ、今頃、救えた命があったのは確かだ」
「目的は仇か?」
「本人は望んでいないが、主人に危害を加えるなら……」
「目の前に関係者がいるのに、殺す発言していいのか?」
「邪魔するのか?」
「いや、救えないなら、殺した方がいい。例え、血縁同士でも」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます