第9話親を助ける為に
母が支払いを滞らせ、どうやってもお金がないので、うつ状態になった。僕も障がい者だし、友人に頭を下げて、お金を工面してもらった。一生忘れないだろう、助けてもらった事を。
今月中にコロナ給付金が振り込まれれば、大万歳だが、上手く行くわけがない。
だから、工面してもらったのだ。
母は自分自身を責めているが、父親捜索時に自治体の協力してもらった、一軒、一軒にお礼の品を渡して回った。また、米を作っていたので、それだけで200万円かかった。
だから、銀行から融資を受けたが返済に困っているのだ。
2月から非常勤として福祉の世界で頑張っている。
ただ、共倒れになってはいけない。
だから、被害は最小限にしなければならない。
僕は働く意欲はあるが、なかなか条件の合う会社が見付からない。
このままでは、兵糧攻めにあってしまう。
パートでよいのだが……。
僕は家族を守る為に生きている。
明日は、どうするか?アイスコーヒーを飲みながらじっくり考えよう。
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