　１９９７年５月２５日初演：映画「首相吉田」

「１９１９年。独立を果たした葉巻生産で有名な旧スペイン領キューバ。この初代首相を務めた吉田茂樹の自伝を元にした映画。

　その翌年、独立の混乱時期を突いた東部十三州連合による宣戦布告と同時に猛烈な爆撃に曝される。

　首都新葉山が瓦礫と化しつつも侵略国家に徹底抗戦を続ける首相が弱気になっている時、毎日整備されかろうじて走っている新葉山の象徴である二階建て市内乗り合いバスに乗る。

　その苦悩の中、たまたま口遊んだ【橋の上の平敦盛】。その一節を諳んじたとき奇跡は起こった。

　隣に座っていた、いかにも貧しいと思われる労働者がその詩の後を受けて歌い出したのだ。

　その朗読がバスの中で大合唱に変わる。

　こうして再び継戦意欲を取り戻した吉田は徹底抗戦の末、東部十三州連合を無条件降伏まで追い込んでいくのであった」

　本編はこちら

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