第228話:【配備・4】てっこーせ~ん
1927年5月24日:【機密指定】旧連合艦隊フレンドクレーン号事件報告書
「解体された東部十三州連合の連合艦隊は、1900年に締結された香港軍縮会議による海上艦艇保有制限に抵触しない500t以下の艦艇に、異常なまでの重兵装を施していた。
その内の一つ、プルーバー級水雷艇フレンドクレーン号がチェサピーク湾沖で夜間演習中に復元性能の限界を超えて転覆し、兵員10名が死亡した事件。
当時、連合艦隊ではこの事件を極秘とし調査が行われたが、ネーミングが悪かったという噂も流れた。
プルーバーとは日本語で千鳥を表し、かの日本の国父、大胡政賢の家紋であるからとの……」
間違えて、2つ書いちゃったのでアップします(*ノωノ)
1990年2月28日:国立大胡大学文学部歴史研究科。眉角春男名誉教授第193号論文抜粋
【沈没船に見る上部構造物の重量化】
「先年、第2次湾岸戦争でペルシャ連合により撃沈されたミサイル戦艦【武蔵】は、いわゆるトップヘビーであったことは周知の事実である。それを巧みに利用したペルシャ軍の総力を挙げての攻撃により転覆後爆沈した。
歴史を遡ってこの先例を見つけるとすれば、戦国末期に大胡海軍が建造した最初の鉄甲船【上野丸】が挙げられるであろう。安宅船の建造もままならぬ時期、普通の安宅船の倍の排水量を持ち、尚且つ漕ぎ手を防御するための鉄板を張り巡らせた。
この程、ようやくその船体らしきものが房総沖で見つかり調査が行われたが、鉄板は予想されていたような厚さはなかった。相当苦労してバランスをとった設計であったことが新たに分かった。
しかしトップヘビーによる転覆でなかったとすれば何による転覆であったかは再度の調査が必要であろう。
またこの事実は政影版大胡文書には記されておらず、唯一その事実が記されている文書は【伊丹秘話】という真贋付きかねる……」
本編はこちら^^
https://kakuyomu.jp/works/16816700428374306619/episodes/16816927860767087329
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