第5話 花憐はぽんこつヤンデレらしい

今俺は風呂に入る。

花憐と一緒にだ。

同棲初日に一緒に風呂に入ることって普通なのか?

俺にはわからん。


「で、どうなんだ?俺と一緒に風呂に入った感想は」


「んふふ。さいこー」


「それは良かった」


俺と一緒に一緒に風呂に入ることがそんなに嬉しかったらしく頬をちょっと赤く染めつつ俺に微笑んだ。

こんな笑顔になってくれるならこれからも一緒に風呂に入ってやっても良いかもな。


「ねぇゆずくん、お風呂上がったら何する?」


「何しようか」


全然考えてなかったな。

明日は学校だし、そこまで夜ふかしもできないし。


「まぁ風呂から上がってから考えようか。」


「うん、そうだね」



                 ◇



「はい、ゆずくんコーヒー」


「ありがとう」


俺たちは風呂を上がったあとリビングのソファーに座ってゆっくりすることにした。

もらったコーヒーをすべて飲んだあと段々と眠気が襲ってきて俺は花憐の横で眠ってしまった。





「おはよう。ゆずくん」


「おはよう?」


俺は起きると花憐に膝枕されていて腕は何故か毛糸で縛られていた。

なんで俺縛られてんの?!

しかも毛糸で?!


「ゆずくん寝ちゃってたから膝枕しちゃった。だめだった?」


だめじゃないからそんな顔で俺を見ないでくれ!ていうか毛糸!この毛糸なに?!


「あと、ゆずくんのこと縛っちゃった。」


毛糸でね?!


「なんで俺のこと縛っちゃったのかな?」


「ゆずくんが可愛かったから縛ってずっと見れるようにしようと思って」


花憐ってヤンデレなのか?

ヤンデレだったりしちゃうのか?


「そう、なのか」


ていうか俺の腕痛いんだけど、更に毛糸ほどけそうですけど、そしてなんでリボン結びなんだよ?!

あ、ほどけちゃったよ。


「花憐、毛糸ほどけた」


「な、なんでっ?!」


そりゃあリボン結びじゃあ。ねぇ?


「しっかり結んだのに、、、」


もう縛るじゃなくて結ぶにしちゃってるよこの子。

俺は悲しむ花憐をたった今リボン結びから開放された腕で抱きしめる。


「大丈夫。俺は花憐のことが大好きだからいなくならないし、ずっと一緒にいるからずっと見てていいよ?だからそんな顔しないで元気だしてくれ。な?」


「うん。元気出た!ゆずくん今日は初夜だよ!カップルぽい事しよ?」


元通り。いつもの花憐だな


「今日が初夜でもそういう事はしないぞ。今日は寝よう」


「そっか、しないんだ。じゃあギュってして寝ても良い?」


「うん。ギュってして一緒に寝ようか」


そうして俺たちは抱きしめ合って同棲初夜を過ごした。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


はい5話です。どうだったでしょうか。

4日ぶりの投稿です。待たせてしまって申し訳ありません。


遅れた理由は聞かないでください。(フリ)


そして今回はキャッチコピーを回収しました。

キャッチコピーって回収するものなんですかね?

私のあとがき?って「?」多いですよね。

そこどうにかできるようになりたいな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る