第2612話 どうとでも呼んで

深夜、かなり酔った状態で〆の沖縄そばを食べに行ったのだが


「一気に喰いたいけど熱いな〜」と呟いたら


連れの子が無言で俺の器を取り、そばをフーフーしてくれた


か、可愛い・・・

ギュ〜ってしたい・・・


「もう今日は俺んところに来い。ええな?」

「え、ほんっっっとに良いの?」


何やその笑顔・・・

可愛すぎるやろ・・・


「ええよ」

「やったー嬉しいー!」


翌日、事務所にて。


イシくん(40・小さな営業マン)「マジっすか?あの後??で、どうなったんすか?」


「朝起きたらアンダーウェア姿の莉里澄(りりす)ちゃんに抱きつかれてた」


「おお・・・ヤったんですか?」


「ないない。俺すぐ寝たし」


「あの子、聖秋流(せしる)ちゃんみたいに可愛いですしね」


「その流れで相手が君やったらキショいだけやけどな」


「うげ!こっちも嫌ですよ!!」


「おれ、ノンケなんやけどなぁ・・・たまにあるよなぁ・・・」


「まあ良いんじゃないすか?嫌じゃないなら」


「朝はしっかりお米食べたいっていうから炊いて。ビンナガの切り身あったからマグロご飯作ってあげたわけ。そしたら何て言われたと思う?」


「朝から豪華ですね、そりゃあ喜んだでしょ。板前!とか?」


「お母さんって言われた」


「ややこしい〜笑」


そして奴の口は軽い

翌日訪問した客先部長から「あっお母さんだ」と言われた

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