第2585話 無謀

飲み会のあと、事務のM嬢が年下男性に誘われてバーに行ったそうだ


カウンターに座ると男性は、勝手知ったる体で


「俺はビール。こちらの女性には、何かイメージに合いそうなものを」


マスターにキザなオーダーをしたらしい


M嬢を見て数秒考えたマスター


「日本酒いきます?」


M嬢爆笑

別のカウンター客も爆笑


おしゃれカクテルを想定していたであろう若い男性だけがキョトンとしていたそうだ


M嬢「一瞬で私を見抜くマスター、凄くない?」


俺「良い店やん・・・その彼どうしたん?」


「マスターに『◯◯さん(男性)がレベル20としてもこの方(M嬢)レベル50だから無理』って笑われてた」


「Mちゃん的にはそれで良かったん?」


「良い〜アテになりました笑」


酒で口説こうなんて身の程知らずだったな・・・

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