第2562話 結局、覚える気がない
谷やん(37)「あの、シルバニアファミリーみたいなコーヒー、何でしたっけ?」
U部長(47)「何それ?」
「ほら、飲む時に小指立つやつ」
「あ、エスプレッソ?」
「それっす。あれって何であんなに小っさいんすか」
「あれは本来食後の口直しだからガブガブ飲むもんじゃないし、豆の良いところだけを一瞬で抽出するから少しの水じゃないとダメらしいな」
金城くん(30)「エスプレッソ"大"を飲みたいならルンゴってのがありますよ」
「ルンゴ?何それ?お前ほんとよく知ってるな」
「谷さんが知らなさすぎです。この前の雑誌もあれ、中央口論でなく中央公論ですからね」
「まぁ、ええやん」
「あと、存在しないですからね城北大学とか帝都大学とか」
「だから知らんかってん」
「わけぎ、ね。わきげ、じゃないですよ。ホント笑われますから。地方の居酒屋行って『わきげのぬた』とか注文しちゃダメですよ?」
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