第2195話 気の緩み

釣りをするにあたり、1番大事になるのが糸(ライン)だ


ターゲットとなる魚種のパワーや投げる距離・沈める距離などによって、太さや長さ・強度のバランスが重要になってくる


概ね糸は、用途として以下の2種類に分けられる


『ライン(100〜300m)』

リールに巻かれている長い糸。仕掛けを丈夫に遠くまで飛ばしたり落としたりする。


『リーダー(50cm〜2m)』

餌やルアーの直前についている短い糸。魚に見切られにくくする。


この2種類の糸を、如何に強度を保ちつつ簡単に素早く結べるか


結び方はFGノット、PRノット、フィッシャーマンズノット改など、様々な組み方が研究されてきた


で、俺もそうだが釣り師はそれぞれ、実践の末に行き着いた独自の結び方を持っていたりする


孫息子が大好きな関西の釣りチューバーに「釣りドラ」という男性がいて


彼がたまに「だいしゅきホールド〜」と言いながら独自の結び方をする


上の娘の家で、孫息子(小5)と一緒に翌日からの遠征釣り用の仕掛けを組んでいた


孫息子は「だいしゅきホールド〜」と言いながらラインとリーダーを結んでいる


俺はいつものことだから、それに反応することなく仕掛けを組んでいる


ふと気配を感じてダイニングテーブルに振り向くと


孫息子の父(義理息子)が、ジーッと我が息子を見ている


「どうした?」


「・・・いまこの子、なんて言いました?」


「えっ?あ〜、だいしゅきホールド?」


「それはダメでしょ!!」


あー、聞き慣れて当たり前になってたわ笑


※意味は載せませんのでググッてください♪( ´▽`)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る