第1515話 でも、ありがとうね。

お客様を乗せる車のBGMに、古今東西の夏に合う曲を10,000曲ほど用意し、それをランダムに流している


だいたい1ヶ月に一度くらいの頻度で入れ替え作業を行う


入れ替えるといっても、アルバム10枚〜20枚分だろうか


この作業を行う間、必ず思い出す、恥ずい記憶がある


高校時代、彼女に


「俺の泣けるセレクション」とか言ってヘビメタしか入ってないカセットを週イチ渡していたことだ


「めっちゃ良えから!鳥肌やで!」


あんなん聞かされて大変だったろうな〜と今更、思う(彼女は聞いたフリだったかも)


さて先週末から4日間、若い女性のお客様のアテンドをさせて頂いているのだが


そのお客様のことを先週頭に孫娘(12・中1)に話したところ


「私がセットリスト作ってあげようか?」


「えっ、リサが?あ〜お願いしようかな」


てなことになり彼女は、50曲ほど入れたMP3データを持ってきてくれた


念のため家で聞いてみると、辛うじて2曲ほど聴き覚えがあるだけで、あとは全くわからない


が、最新のJPOPなんだろう、若い女子受けしそうな曲がずらりと入っている


侮れんな、我が孫娘・・・


というわけで金曜日の午後、那覇空港に女性陣6名をお迎えに上がった


早速、孫娘チョイスの曲をかけてみる


「あっ◯◯だ・・・」

「これ知ってる、☆☆よね?」

「えっ?これ新し過ぎて分かんない・・・」


などと、ググりながら盛り上がってくれている


リサ、ナイスやん!!


「あっ、な〜るほど・・・」

「さっきからそういう事かぁ〜」


ん?

何が"そういう事"なんだ?


「Tさんってアニメ好きなんですかぁ?」


「えっ?」


孫娘のチョイス曲は全て、アニメのオープニング&エンディングだった

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