第1298話 たまに、あるある

何度か話に載せたことのある、普段使いのパン屋さん


昔は昼に買いに行ってたのだが、今は朝イチ、7時半の開店とともに入店する


以前、パンをトングでこねくりまわしながら、あっちの棚〜こっちの棚〜、あからさまにゴッホゴッホ咳して回るおばちゃんがいて


それ以来、どうも1番客じゃないと嫌になったのだ


で、今朝。


目が覚めると7時15分・・・うっわ寝坊した!


慌てて起きて着替えるが、顔を洗う余裕はない


部屋を出て駐車場に向かう


それでもパン屋に着いたのは7時32分、2分遅れで済んだ


いつもだと7時28分とか29分に自動ドア前に立つので


開店準備中の店員が、まだスイッチを入れていない場合がある


なのでドア前の俺に気付き、スイッチを入れてくれるまで、じ〜っと立っていることがある


"あの人また急かしてる・・・"と思われているかもしれない


で、今朝は2分遅れだったけれども無事、1番客として入店し、パンを買って帰ってきた


マンション裏手からロビーに入り、エレベーター前で立っていると


これまた何度か話に載せたことのある、マンションの重鎮・F老人が正面入口から入ってきた


「おっTくんお早う・・・って。何してるの?」


あ。自動ドアじゃない。

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