第1272話 レジ間違い

地方都市の薬局に立ち寄り、レジに並んでいた


会計の終わったおばちゃんが、小首を傾げながら店を出ていく


次は若い女性の番、その次が俺だ


女性の会計が終わり、前に進もうとしたとき


さっき出て行ったおばちゃんが「あのねぇ?」レジに戻ってきた


進みかけた俺は立ち止まる


「これねーダブルで入ってると思うのよー」


レシートを台に置き、指差しながら男性店員に言う


「あっ!本当ですね大変申し訳ございません!」


店員はそのレシートのバーコードを読み取り、レジマイナスを掛ける


「いやー高いと思ったのよー」


「申し訳ありませんでした・・・」


「ううんいいのいいの。凄〜く高いなーと思ってー」


「本当にすみません・・・」


「いえいえ、めちゃくちゃ高いと思ってねー」


「申し訳ございません・・・」


「いいのよ私だから良かったけど、他の人だったらもう・・・ふおぉぅ」


首に手を当て身震いする仕草で振り向くと


首を傾けながら俺に「ねぇ〜?」と言いたげな顔を向ける


何それは「貴方ならコイツ(店員)の首折るでしょ」的な確認?


折らんわ。


ていうかどこかで聞いたことのあるネチネチ感・・・と思ってたらあれだ、かまいたちの山内くん(*ノε` )σ



・・・さて、既に島を出て年越し釣り遠征4日目の夜でございます


辺り一面、真っ暗な東シナ海


さっき上の娘からLINEがきた


「タッキー命名のJr.IMPACTorsが全員退所よ!!どうすんのよ!!」


どうしろと?( ̄O ̄;)

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