事務所から近いコンビニのオーナー夫婦が、白いイングヮー（柴犬）を飼ってらっしゃる

この子がまた可愛いのだ

見た目にもおとなしく従順で、お二人も大事に可愛がってらっしゃるのがよく分かる

朝は奥さん、夕方は旦那さんが、よく散歩で連れているのに遭遇する

今朝も出社途中に、通りの向こうから奥さんとワンコロが歩いてくるのを発見

奥さんは無理にリードを引っ張ることなく、犬のペースで歩いては止まり、歩いては止まり

のんびりペースで散歩中だ

ところが俺との距離が５メートルほどに接近したとき

突然奥さんが「あああっ！」と言いながらワンコロを引っ張った

それでも（何か問題回避に）間に合わない！と思ったのか

奥さんが最大パワーでワンコロを振り回した

ハンマー投げの、投げ初めの如くグルゥ～ンと宙を舞ったワンコロは

突然の飼い主の暴挙にも首輪で締め付けられ、声も出ず

明らかに目を白黒させながら、グルゥ～ンと進行方向１メートルほど先に着地した

なにが起こったのか訳のわからないワンコロは呆然と奥さんを見上げる

当の奥さんは何事も無かったように、また歩きはじめたので

ワンコロは進行方向と奥さんを交互に眺めながら

「なんやったんですか・・・」みたいな顔で、俺とすれ違った

奥さんが「あああっ！」と声を発した場所まできて、理解した

別の犬のウンコが数個、落ちていた

これだけであんなに振り回されたの？とんだトバッチリやね・・・(^_^;)

振り向いてワンコロを見ると、ワンコロもこちらを振り返り

「ホンマ、なんやったんですか・・・」みたいな顔で俺を見ていた

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい