沖縄本島を走る国道58号線の渋滞は有名だ

めぼしい逃げ道がないから、朝夕の通勤・帰宅ラッシュにはウンザリする

昨年夏の話だが、孫息子のK（8才）を助手席に乗せて夕方58号線を走っていると、徐々に車が混んでくる

まあいつもの事ではあるが、隣のKは、また〜？といった顔をしている

「どこまで止まってるの？」

「さあ・・・15分から20分はノロノロ進むかもね」

「いちばん前はなにしてるの？」

「先頭の車？まあ、走ってるよね」

「じゃあなんで止まるの？」

これはあるあるの疑問だな

「う〜ん、1番前が走りだすまえに、後ろで止まる車のほうが多いから、詰まって混んじゃうんだよ」

「ふーん」

それ以上の話にはならず、ノロノロ渋滞は続く

「あ、お花。」

Kが歩道の植込みに手向けられた花束を見つける

「あー、確かここで事故があって、誰か死んじゃったんだよね」

前方が渋滞で詰まったのに気付かず、ノーブレーキで突っ込んだ車に追突された前車が、合わせて4重衝突した事故があり、死者が出たはずだ

「ふーん」

まだあまり、ピンとこないかな？

「まえの車はまえにあるでしょ？うしろの車はうしろにあるでしょ？」

「ん？そうやね」

「時計で『まえ』にあったことは終わったこと、『今』の『うしろ』のことになってしまうのは、どうしてかな～？って先生が言ってた」

・・・小2にそんな問題だす？(;´д｀)

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