第5話

妾は約束どうり よく光介の所に 遊びにいったのじゃ。



出来るだけの 加護や 力を授けたせいか 二人はとても 喜んでくれたのじゃ。


特に 恭華などは

「 どうして 私が 大魔王なのよ ! 」

と 震えながら 喜んでくれたのじゃ。


しかし 二人は面白い闘い方をする

直接 闘いなどせず 搦め手を使い『ヒト族』同士で闘わせるなど 今までの召還者にはない行動じゃ。


二人の力を持ってすれば ヒト族など蹂躙出来るのに それをしないとは 変わっておるのじゃ。


普通なら力に溺れて 暴れたり 欲望をむき出したりするのに きちんと自制しておるのじゃ。



案の定 、腹黒女神が スキルを与えた人族達は、欲望をむき出しにして、力に溺れて自滅しておるのじゃ。

そして あの腹黒女神は それを楽しんでおる

あのまま行けば 近い内に全滅するじゃろう。




やがて、光介達による結界を破る事が出来ないのもあって 本格的に ヒト族同士で 潰し合いが始まった。


ヒトという者も 度し難いどしがたい



あれから違法に何度も大量に異世界召還した女神 メッサリーナは、ついに上位神や 最高神様の怒りをかい 下級天使に降格された。


変わりに妾の双子の姉である『エリリン』が女神となった。


妾は姉 エリリンとは 仲良しである。

無理な勝負などせず ヒト族と魔族の共存共栄をめざすのじゃ。


妾も姉も この世界を愛しておるのじゃ

神々の娯楽など知ったことじゃないのじゃ



[ メッサリーナside]


この華麗な私が 下級天使に降格された !


なによ ! なによ ! 少しくらい失敗したからって、あんなに 怒らなくてもいいじゃないよ !


たかだか 人間の 100人 や 200人位 異世界から連れて来たからと行ったって なんでさわぐのよ。


どうせ ほっとけば勝手に増えるんだから !


私は 悪くないわ!


悪いのは 使えない人間達よ !

だいたい 華麗な私を選ばずに あの幼女邪神を選んだ男女の人間が 悪いのよ !


ケガワラシイ魔族に 味方しただけに 飽き足らず正々堂々と 闘わないなんて ゆるせないわ !


あんなズルイ策を 使って ヒト族同士で闘わせるなんて卑怯よ !


そのせいで 無理をして 何度も大量に異世界召還したのに どいつもこいつも 役に立たずに自滅するなんて 本当に役にたたないんだから !



いまに見てなさいよ

絶対に 絶対に 絶対に 絶対に 絶対に 絶対に 絶対に


復讐してやるんだから !


また 誰か 上級神でもたぶらかして

女神の地位に 戻ってやるんだから


精々 今の内に 楽しんでおきなさい !


あんた達、幼女双子神なんて 、まとめて排除してやる !

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