第2話 複雑
私は長男の嫁だが
その家に貢献しようとは思わない
唯一できたことは
子供を2人産んだことだ
だからもう役割は終わり
思い悩んでたところ
旦那の妹が離婚して出戻ってきた
ということは
私はもう自由になれるよね?
家の心配とかしなくていいかな
義両親の面倒とかも
私は思いきって家を出た
もう戻らなくてもいいよね
身勝手ながら私はそう思う
家を守るとか
墓守とか
私には実感がない
愛着も湧かない
帰る場所などなく
私は今を淡々と生きている
本当の家族にはなれなかった。
お見合い結婚の果て
上手くいかなかった
子供たちも複雑だ
いまどこで生きていくべきか
模索中だろう
義妹は3人も子供を連れてきたから
子供だけで合わせて5人
この子たちの将来はいかに。
私には荷が重すぎる
まとめられないし立場的にも弱い
やはり退散するのが1番だ
今は関わりたくない
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます