第265話 充電完了
翌朝俺は普通に起きて普通に体を動かして状態の確認を行う。
夜に少しばぶってた程度だったが、他は特に問題は無さそうだ。
朝食を普通に食べ普通に出撃する。
そういった感じで日常が戻っているが、どうやら後遺症は無さそうだ。
やはりダンジョンの設計は俺とキングを生きて出さない!そんな設計変更をしたのだろう。だが、想定外の裕美が天敵になってくれている。
強力な作り替えの為に、ホイホイとは出来ないようだ。勿論何かしらのルールに縛られているのであろう。
裕美は俺とこのダンジョンの相性の悪さを十分に理解しているので、何かと俺の世話を焼いてくれる。キングの時と大違いだ。キングの時はかなり大雑把だったのだ。手先が器用ではない体だったかららしい。
そうやって200階層に向かっている。
魔石を拾わずに進んでいる為と、サラマンダーを先に行かせているので何が出ている階層なのかは最早分からない。
そうして一週間後に200階層に到着したのだ。
前回のボス戦の反省点はシェルターを俺が持っていた事だ。裕美に渡しておいて託すべきだった。
この階層も俺の心が折れる!どうせそんな内容だろう。
今回はサラマンダーを命令待ち状態で裕美に譲渡する。勿論コンボ技もだ。
サラマンダーは細かい制御ができる個体を裕美は作れなかった。しかし俺が作ったのには命令ができるので問題なかった。
打ち合わせをしてから200階層の扉を開く。
速攻でウォールを展開し、ホットを注ぎ込む。そして蓋をしてから裕美に譲渡し、サラマンダーを20体程作成しこれも譲渡する。なんとかこの段階はレジストが出来たのだ。
しかし今回は少し違った。ボスはちゃんと閉じ込めたが、お付きが居た。4人だ。
やはり美少女で、とてもではないが戦えなかった。俺の好みの外観だったし・・・
しかしサラマンダーが順次倒して行き、あっという間にドロップに化けていった。俺は止めるんだ!止めてくれ!と叫んでいた。勿論無視される。
また、ボスが中々倒れないので俺は気が狂わんばかりだった。
裕美にしがみつき、魔法を解除するように泣きじゃくっていた。
結局30分位で決着し、俺はその場にへたりこんだそうだ。
裕美はドロップを回収し、早々にシェルターを出す。
俺の装備を剥ぎ取り風呂場に連れて行く。
泣きじゃくる俺を風呂に入れ乳首を吸わせる。
そうすると落ち着くのだそうだ。
1時間程吸って俺は寝たそうだ。試行錯誤の上での結論で、毎度その後ベッドで俺を寝かし付けてその日が終わる。300階層とほぼ同じだったと後から教えられた。
裕美はそうなると分かっているので、割り切っていると。そうしないと心が折れると言っていた。
そうやって200階層を切り抜けたのであった。
残り200階層・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます