第16話 『新参戦』

遊び場




著者:ピラフドリア




第16話

『新参戦』




「それじゃあ、自己紹介するね!」




 そう言い、マホは改まる。




「私は相澤 マホ。そしてこの子が」




 マホはそう言い、茶髪で前髪が長い子を紹介する。




「相澤 ミホ。私の双子の妹なの」




「……よ、よろしくです」




 ミホは深々と頭を下げる。




「私たちはナツミと同じクラスでね! サツキも同じなんだけど、ま、今日は補習らしいからね。ナツミの代わりに私たちが部活に参加するよ!」




 こうして、イロハ、アキ、マホ、ミホの四人で部活を始めることになった。




 アキは部活の準備をする。




「じゃあ、今日はナツミが言ってた通り、ワードウルフをやるぜ!!」




 アキはそう言うと、専用のアプリを開いた。スマホのアプリで簡単にワードウルフをすることができるアプリだ。




 順番に単語が出てきて、スマホを回して自分の単語を確認する。




「じゃあ、さっそく一回目をやっていくか!!」




「おーう!!」




 まずはアキが言葉を確認する。




 この言葉は他のプレイヤーには知られてはいけない。




 四人のプレイヤーで三人は同じ言葉が配られるが、一人だけ違う言葉が配られる。それを何か当てるゲームだ。




 次はイロハが見る。




「ふむふむ、これですなぁ」




 そして、マホ、




「あー」



 最後にミホだ。




「…………」




 全員が言葉を覚えたところで、ゲームスタート。時間は5分。5分以内に違う言葉をもらった人物を探し出さなければならない。




 最初に喋り出したのは、イロハだった。




「えっと〜、まず、色だったら大丈夫かな?」




 三人は頷く。




「赤色……だよね」




 イロハが言うと、アキも、




「おう、そうだな」




 と答えた。




 マホとミホも首を縦に振った。




 次にマホが喋る。




「赤くて丸いよね」




 それにイロハが続く。




「そうそう、それに美味しいよねー!!」




 イロハが美味しいと言うとアキがビクッと反応した。




「え、もしかして、アキ…………」




「え、あ、違うよ。今、虫がいたから……」




 アキは引き攣った笑顔を見せる。




 三人はアキを怪しいという感じで見る。




「え!? いやいやいや、私が人狼のわけないじゃん!!」




 アキが首を振って否定する。




「………………あと、これくらい……」




 ミホは話し合いを続けるために、次のヒントを出した。




 ミホは胸の前で手で縁を作って見せる。




 それは手のひらと同じくらいの大きさだ。




「うんうん!!」




 三人は頷く。




「あとは〜、うーん」




 イロハは何かないか考える。そして何かを閃く。




「果物だよね!!」




【後書き】




 今回はワードウルフの回です。

 私はたまにやるくらいなので、上手く描写できるか分かりませんが、よければ見てください。



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