第10話 霧の街
この街は新興住宅地で少々家賃も高ければ地元随一の国立大学があるからか見かける人は留学生であったり
留学生と言っても民族衣装を纏っていてクリスチャンみたいな感じの方であったり比較的「良い層」の方が多い気がした
その証拠に駐車場に財布入りバッグを置き忘れてもそのまま朝まであったり、また夫婦喧嘩か何かをしておそらく奥さんが財布を投げてもそのまま誰も触らずにあった
時たま学生がどんちゃん騒ぎをして、警官が来ることがあってもガラの悪い人間などおらず
今思えばガラの悪い人間は目立ったかもしれない
まったくそういう組織に入る事もなければ他人と群れるのが嫌いな私は黒塗りの車に当時乗っていた
引っ越した家で1番気にいったのは海が一望出来る部屋で、それはまるで米米クラブの浪漫飛行が流れて来そうなロケーションであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます