200字で物語(集)
裕雨
ピース
僕がバスを待っていた時に後ろから突かれた。
振り返ると女の子が僕を見つめていた。
戸惑っていると、女の子から何かのパズルのピースを1つ渡された。
訳も分からず受け取ってしまった僕はそのままバスに乗り込んだ。
次の日、駅前で受け取ったティッシュの中に昨日と同じサイズのピースがあった。
また次の日、また次の日と、僕は毎日1ついろんな形でピースに出会って、それを繋ぎ合わせた。
すべて組み合すと何ができるのだろうか。
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