クラスメイトの女子の強烈な裏垢を見つけてしまい.....俺の日常が全て変わってきてしまったのですが.....
アキノリ@pokkey11.1
突如変わった世界
接触と?
第1話 エッチな裏垢を持つクラスメイト(編集)
デトッターに存在する裏垢と呼ばれる存在。
それは俺から説明してしまうと、エロ垢、と呼んでいる。
何でかって言えばほぼ全てのアカウントにおいてエロに近いので、であるが。
俺、長野東(ながのとう)は取り敢えずは最低限の裏垢の事は知っていた。
宣伝やら関連ツイートにたまに出てくるから、であるが。
表舞台でどうしても心の内を吐き出せない人達が.....皆。
裏垢で自らの存在を心の底からアピールする。
その存在は家族とかにバレるとマズイレベルだが自らの存在感を思いっきり出せるのが利点だと思う。
つまり.....良いのと悪いのとがせめぎ合っている状態かな。
基本的には裸のまま露出とかそんなのがあまりにも多いが。
まあその犯罪とは言わないが色々と問題がある様な気がする.....。
ストーカーが裏垢を狙うかもしれないしな。
それにあまり良い感じでは無い。
個人情報がバレるかもしれないし。
俺はそんなエロ垢には特に興味は無い。
というのも3次元に事情があって興味が無いのだ。
だけどアニメサイトのツイートを見る為に検索していると偶然だが.....本当にとんでもないモノを見つけてしまった。
それは異次元にぶっ飛んだような気分になる。
それはツイート関連で出て来てしまったのだが。
女子のアニメのコスプレのエロ垢である。
のだが.....問題はそこでは無い。
そのやっている人の問題がある。
「.....これ.....は.....」
もしこれが間違っていなければ。
俺のクラスの学校一の美少女と呼ばれている杉山美穂の裏垢だと思う。
みほみほ、と名乗っているアカウントになっているが、だ。
マスクをしていて変装をしているが.....その。
何故、杉山と思ったのか。
そうだな。
丁度.....杉山の後ろに見せつける様にゴッホの向日葵の栞がある。
何というかこれはちょっとした意味があるのだ。
俺にとっては、であるが。
それはまあ余談として。
その向日葵のデザインの栞の形に.....かなり見覚えがある。
角度的に偶然写り込んだ様であるが栞の端っこ。
この栞だが俺の近所の古書店で期間限定で配布されていた栞だ。
ゴッホの向日葵の絵をモチーフにした、だ。
「.....まさか.....な。.....しかし.....」
俺は部屋を見渡す。
ライトノベルのオマケの向日葵の栞。
古書店の栞なので.....そんなに人が来ないのだろう。
それに期間限定とはいえ10枚で無くなったら終了だった筈だ。
俺は知っている。
「.....」
俺は眉を顰めながらそのまま適当に作った偽垢で、みほみほ、と名乗る人物に、クラスメイトですが杉山さんですか、とメッセージを興味本位で送る。
それはまあ.....その本当に杉山美穂なら面白い事になりそうだ、と一瞬だけでも思ったのもあるが。
すると何故か知らないが一瞬で返事が来た。
待ち構えていたかの様に、であるが。
「『え?クラスメイトさんですか。そうなんですね。是非ともお話しましょうか』.....こ、コイツ!?」
何かその全く恐れてない感じだ。
まるで待っていたと言わんばかりに。
俺は汗を流しながらそのままエロ垢を見つめる。
その通りエロ垢なのでエッチなモノばかりだ。
赤面する様な感じであるが。
その事にまた汗を流しながら.....メッセージを見つめる。
そしてそのまま汗を一筋流しながらメッセージを送る。
「『ちょっと待て。先ずそんな事をするのは良くないぞ』、と。.....よし。これで良いかな.....」
その通り文章を書いてから俺は杉山らしき、みほみほ、に送る。
すると杉山らしき人物は、そうですね。まあ貴方から指図される謂れはありません、とメッセージを寄越してきた。
俺は、まあそう言われると確かにその通りなんだよな、と思いながら。
何だか気配がヤバそうなのもありそれ以上の詮索は止めた。
犯罪とかに巻き込まれる気がしてきたから、だ。
するとまたメッセージが来た。
「『ところで貴方はエッチな事は要求しないのですか』.....っておま」
汗をかきながら、そんな事するか!、とツッコミを兼ねてメッセージ。
すると杉山は、面白い人ですね、とメッセージを送ってきた。
それから杉山は、何でエッチな事を要求しないのですか、とポコポコ次から次に送って来る。
俺は額に手を添えた。
「『面倒臭いからな』、と.....よし。こんなもんで良いだろ.....もう送って来るなよ」
俺はパソコンをそのままゆっくり閉じてから。
そのまま.....アクビをした。
何だか当初のアニメサイトの件は外れてしまったが。
でもまあ.....後で調べたら良いか。
それにこんなモブに裏垢を知られている、とは思ってないだろうし。
考えながら俺はそのまま寝る。
のだがこれが間違いだった。
☆
「.....ふあ.....」
そういえば言い忘れていたが俺はクラスで浮いている。
その為.....あまり良くない噂もたまに立つ。
俺はその事に関してはあまりツッコミを入れるつもりもない。
何故なら面倒臭くなるから、だ。
考えながら大人しく待っていると。
ガラッと音がした。
それから.....煌びやかな黒の長髪。
そして凜とした顔つきの.....顔立ちが嫌に整っている美少女、杉山が入って来た。
俺はその姿を見ながら昨日のやり取りを思い出す。
あれは本当に杉山なのだろうか。
今日もリア充を軽くあしらっているが。
考えていたが.....まあ俺という事はバレてないだろうし、と思い机に突っ伏した、のだが.....次の瞬間に声がしてきた。
横から杉山の声が、であるが。
「長野くん」
「.....え?あ、は.....はい?何でしょう」
そんな言葉を発していると。
ニヤッと歪む様な顔で杉山は笑みを浮かべた。
それから俺に耳打ちしてくる。
小さくはぁはぁ言わせながらその一言を、だ。
「貴方でしょ?昨日、ダイレクトメッセージ送って来たの」
「.....え.....」
「私の巻き添えになりたくなかったら大人しく言う事を聞いてね」
「.....え、え!?」
俺は青ざめながら杉山を見る。
杉山は柔和な不敵な笑みを浮かべていた.....。
が俺は.....ただただ。
驚愕と共に愕然とする事しか.....出来なかった。
何故俺だとバレたのか。
その事を聞こうとすると杉山は戻って行った.....。
ちょっと待て何故.....何故。
偽垢なのに俺だと分かった.....!?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます