第314話:久しぶりになろうを覗いてみた

 皆様、こんにちはそしてこんばんは。


 なんかお目目がぱっちりしている夜行性のまにまにです。

 薬が切れる頃合いなので、ハイになる。

 灰にならないように気をつけます。


 ◇◇◇◇


 ある方のエッセイを読んでいたんです。


 作者 相生蒼尉

 私的な創作への騙り ~相生の毒白~

 https://kakuyomu.jp/works/16817330659541776427


 自主企画の参加していただいたので拝読。


 面白~~~!

 是非皆さんも。


 そして思いだしました。


「あれ?まにまにのなろう作品の今。どなってんの?」


 で、なろうでなく例のあのDBを見てみました。


 https://mirunovel.com/u_analysis/view/?id=960462


 失敗したかな。

 見るんじゃなかった。

 徐々にブクマがはがされていく^^;


 まあ、当たり前なんですけどね。

 向こうはカクヨムのようにフォローがあまりはがされないような安全地帯ではなく、秘境密林のような世界。


 魑魅魍魎が跋扈する魔境ですから、何が起きても不思議じゃない。

 群馬に行くときのセリフ。


「とりあえず一番いい装備で行け」



 閑話休題


 まだ悩んでいる。


 歴史物の軸足。


 さっき首取り物語を久しぶりに読んでしまい。


 このシーン。

 https://kakuyomu.jp/works/16816700428374306619/episodes/16816927862392460773


 <抜粋>


「殿! 先程通過いたしました場所。大胡兵の躯が多数! 

 既に戦闘が行われ、お味方撤退の様子。皆後ろから槍で突かれ太刀で斬られて南へ向かい倒れておりまする!」


 !!


 では、間に合わないばかりか突出した可能性がある。


「政影殿。殿を強引にでもお止めしてくだされ!」


 某は道端により周囲を見渡した。既に朝日が昇って周囲の視界が開けている。

 ここは後藤殿の隊が守備している筈の隘路より10町は西へ来てしまったところらしい。南西に大胡の軍勢らしき一団がいる。



 戦場は既に移動したのだ。

 それも敗戦らしい。

 とするとこの先には敵しかおらぬ。


「殿。突出してしまいました。この先には大胡の兵は、前線はありませぬ。

 後藤殿の隊は南西に。すぐに後退を!」


 政影殿に轡を持たれて強引に止められた殿に声をおかけすると辺りを見渡している。


「だって。さっきの斥候兵。この先で敵と対陣中と……」


 殿と二人で顔を見合わせてしまった。


 先の斥候。

 符丁は合っていたが甲冑の大きさが合っていなかった。


 斥候が狩られて偽報の計に嵌まったか?


「敵陣らしきもの。遠方約5町! 赤備えが向かってきます。その数、およそ100騎!」


 最先頭で馬を駆っていた近習が叫ぶ。

 赤備えが突撃してくる。

 既に3町無い。


「御免なさい! 逃げる!!」


 武田の偽報にまんまと嵌まった。殿と大胡の信念「味方は助ける」を逆手に取られたか。だが、まさか殿自身が最先頭を走っているとは思ってはいまい。


 いや。先ほどの偽兵。

 あれが報告していればまずい。

 どうすればよい??


 お味方はこの街道を西へひた走っている。

 そこへ逆に走り込むのは大渋滞を起こして、それこそ敵の餌だ。


 ここは南へ逃げるしかない。


「南西に逃げるしかありませぬ。鏑川の屈曲部は深みがございまする。ですから浅瀬のある筈の直線部分を渡河。馬が足を踏み外せば、落馬してそのまま下流へ流されましょうぞ。水練には良い季節かと」


 まだ早いとは思うが、そのくらいの気持ちでやらねばならぬ。


「政影殿は殿を頼みまする。某はここで移動指示を。100騎程は犠牲になることご覚悟ください」


 急に殿の眉毛と口がふにゅっと「への字」になる。


「殿、泣くのは後で。某も夜泣き蕎麦に参加させていただきたく。今は逃げる事です!」


 後ろをしきりと気にする殿の轡を持って強引に川へ向かう政影殿。既にこの辺りは2~30騎の兵が渋滞を起こしている。これを整理せねば。


「罠にはまった! 

 西方より武田の赤備え100程急襲! 

 散開して騎幕を張れ! 

 中隊長はいるか?

 1個分隊、南西に逃げる殿を守れ。

 赤備えは手槍装備。こちらは騎兵銃だ。

 負けはせぬ。

 手槍の届く前に仕留めよ!

 射撃後はそのまま抜刀突撃。敵後続を断つ。


 中隊長。

 こここで死ね!

 この時の為の命、殿に捧げよ!」


 おおおおおおおおお!!!!!!!!!


 某の声に聞こえる範囲のもののふの上げる咆哮が、朝焼けの甘楽の谷間に響き渡る。

 ……某はこんなにも大きな声を出せるのか?

 今はそんなことはどうでもよい。


 殿に追随してこれたものは300全てが騎兵。

 これに作戦指示をする。

 参謀の職責ではないが、ここは頑としても通させていただく。



「敵は鋒矢の陣であろう。こちらの陣形中央に次から次へと新しい敵が突撃してくる。これを徒になって正確に狙撃する。

 暴発覚悟で二連弾、火薬は5割増し。

 馬を倒せ。

 さすれば次の敵もその馬に躓く。中隊長、後の指揮を!」


 親衛隊随一の俊英中隊長が即座に作戦に最適な陣形を組みたて、皆に合図をする。


「これより死地に入る! 

 あの世まで同行せよ。

 御恩をここで返せ! 

 どうせ孤児のまま、あの世へ旅立った身。

 殿に意義のある死に方を頂けた!


 敵を粉砕せよ!

 赤備えを潰せ!

 赤備えがどうした!

 高々100騎。

 こちらは50騎にも満たぬが、手槍の届かぬ先から倒せばよい!

 日頃の訓練の成果をここで敵に見せてやれ。

 この世で最後に見た物は大胡の銃口だった、と閻魔大王に申告させろ! 


 第1分隊左翼。

 第2分隊右翼。

 第3と第4は中央で鴨撃ちだ。

 突撃! ……前へ~~~っ!!!!」



 黒と赤の衝突が始まった。


 <ここまで>



 自分で泣いちゃいました。


 老人は涙腺が緩いんです。


 書きたくなっちゃったじゃない。

 シリアス、書きたくなっちゃったじゃない!


 どうしよう。


 書いても読まれないんだろうなぁ。

 でも2年前は読んでくれた。

 今も毎日1000PVついている。


 下手に違うものミックスするよりも、自分のテクを使えるのはこれなんだよなぁ。


 皆様、どう思いますか?



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