第63話:何故わたしはマンガを描けなくなったか



 皆さま、こんにちはそしてこんばんは。



 以前書きましたっけ?

 大学時代に3年間ほど、マンガを趣味で書いていました。やはり戦争ものw

 あの当時は入手できる写真も資料も限られていて、まずは松本零士・新谷かおるから真似をしていきました。


 でもね。変なんです、なんか自分の描きたいものと違う。もっと戦争反対的なものが書きたかった。

 カッコイイんですよ。戦闘シーン。でもやっぱり人が死ぬところ描けない。腕がもげたり腸はみ出たりがリアルな戦場でしょ?


 それを描かないで円やかに済ませてしまう。

 戦場マンガシリーズも戦場ロマンシリーズも、その点まだ物足りない。

 もう今では当たり前のように書かれるであろう台詞


「俺の腕は何処だ?」

「‥‥腸が入らねぇ」


 なんていう台詞は前には書けなかった。絵も描けない。


 一度だけ迷惑考えずに編集室へ持ち込みしたことあるけど、そのリアルなものは持っていけなかったです。無難な日常もの。

 あれ持って行ったらどうなったんだろう。


 多分、コンテも駄目だし、セリフも無駄が多い。駄目でしょう。でもリアルさは自信があった。



 それを思い出して、今の自分の苦しみを漸く理解したんです。


「私は読んでもらいたいから書く」のではなく「自分が読みたい納得できる作品を書く」のでなければ書く意味がない、ということ。



 PVが多ければ多分毎年10万単位で稼げるでしょう。

 甘いかもしれないけど、似たような設定の改訂版出せば、多分そのくらいはいくと思う。「エンタメに徹したものを書けば」。


 例を挙げれば「司馬遼太郎ベース」を「新谷かおるベース」にするだけで一気にラノベ化する。主人公のモチベーションを何にするかをきちんと出していき、「頑張れ!」「今一息だ!」「彼女が待っている」的なものを、現代風にアレンジは考えれば可能と見ています。


 エリア88的なものだとウケないとすれば、「特攻野郎Aチーム」的な戦場物も行けると思うし、中編なら多分設定は簡単。ストーリーを工夫しないとですが、オムニバスで行けば戦場シーンは作戦・任務区切りで行けますね。

 勿論、キャラの立った登場人物は必須。




 やるとは言っていませんよ。

 でもそこまでしてエンタメしたいわけじゃないのです。

 「自分が書く意義」

 の事を書いています。


 もう老い先短い身ですので……


 ああ、そうか!

 水木しげるだ!

 死ぬまでアンパンマン書いていた、やなせたかし!


 書いていれば幸せ。

 そのつもりでいればよいのか?



 自分が読んで楽しいものを書く。

 それでいいんだよね。

 「戦争と妖怪描いてその怖さを描いていた」

 「みんなに夢と希望を」

 それは同じ。

 自分が読みたいものを描いていたんでしょう?


 伝えたいというよりも何かもっと根源的なもの。やなせさんは「空腹が一番の不幸」といい、水木さんは「妖怪よりも人間の方が怖い」という信念から描いていた。


 自分は人生を通して「こう思った」。

 やはりこれは大事だ。

 水木さんは原体験が「妖怪の世界」と「戦争で左手を失った」こと。

 やなせさんも「空腹が人を不幸にする」という原体験を描いた。


 では私は?


 司馬遼太郎も「小説体験の原風景」

 でも一番の原風景は……「コンバット!」

 サンダース軍曹なんですよ。ビッグ=モロゥの。毎回、父と観ていた。

 だからあの駄作セイバーが出てきたんですよね。



 だからもしこの「首取り物語」が終わったら、戦国版のサンダース軍曹を書くと思う。ちょっとラノベ化してね。特攻野郎Aチーム戦国版かもしれんがw




 では今日は遅くなったのでこれにて。


 またね~ノシ




 追記)これを真似すると、もれなくPVは取れなくなります(ほぼ確実に)。

 ただキャラ立てて、特別なジャンルを開拓すれば行けると思う。ただしそれはPV目的ではなく書籍化狙いの作品。



 追追記)

 まだPV取れていませんww

 どうなる事やら。でももうハード戦場に戻るつもりです。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る