新たなる作品を作ってWeb小説の研鑽

第44話:久しぶりのPDCA



 こんにちは、そしてこんばんは。


 おひさです。



 久々にやらかしたので報告!


 第1話から第2話の離脱率、7割~~~~w


 新作出したんだけど、ヤバイ。

 気取りすぎた。

 文芸タッチに最初の回想シーン入れたら最初で逃げていった感w


 がっつり「首取り」と同じスタートで書いたんだけど、後から書き足したんですよ。



 良かったら、見てください。

 これ冒頭に持って行くとどうなるか?

 見事に読者の期待する者と違うものになっちゃいましたよ。

 でもこれ、なろうでキネノベにも出そうかと。


 これはアニメで動かすほうが絵になると思うので。


 では御笑覧あれ



 ここから


 第1話:戦場の英雄



 囲炉裏の前で老婆が昔語りをする。

 それを孫らしき男の子と女の子が囲炉裏の炎が反射するような揺らぎの光を宿し、目を輝かせて聞き入っている。


「その昔オーゴという村がありました。そこには仲の良い一族が住んでいて守護神様を祭って幸せに暮らしていました。ところがある時、南から戦の神がやってきました……」


 孫たちは物語が進むたびに笑ったり悲しんだり、時には怒ったりと楽しんで聞いていました。

 そして老婆が昔語りの結末を言いましました。


「その戦のあとオーゴの守護神様はその娘を白銀に輝く鳥に変え自由を与えたのでした。めでたし、めでたし」


「え~~~~? それでおしまいなの?」

「全然めでたくないないやい!」


 子供たちがぶーぶー不満を言うのをにっこりと笑って受け止める老婆。それから子らをなだめる言葉を口にする。


「いいんじゃよ。自分がなりたいものになれれば人は幸せなんじゃ。人の幸せは自分でしか決められない。人が決めるものではないんじゃ。この娘は白銀に輝く鳥になりたかったんじゃよ。だからめでたしめでたし」


 まだ不満を口にしている孫たちを優しい目で見守った後、老婆は遠くを見つめるように顔をあげた。


「セイ。みんな、幸せでやっているよ、みんな幸せだよ」





 ここまでが【やらかした部分】

 そして最初の書き出し外貨の部分から。




 ドクン。ドクン。ドクン。ドクン。


 自分の動脈の鼓動が聞こえる。

 いけない。 

 これでは大事な「声」が聞こえない。

 もうすぐだ。


 ドゴーン!

 ガガーン!

 ズズズーン!!

 

 来た。

 味方の砲撃が始まった。重雷撃と超爆炎術。500mの距離からの砲撃。重装甲を施した掩体壕でも吹き飛ばしてしまう威力と教わった。黄色い曳光を引き幾発もの攻城用墳進弾が飛び着弾、爆発する。一発が平民数名の一年間分の収入に相当する費用をかけて製造された墳進弾が惜しげもなく無く発射される。

 だけど敵のゴルディオ城塞はびくともしない。

 難攻不落と言われる平地と湿地の中の小高い丘に建設されたそれは、今まで長期に渡り蓄えていた巨大なエネルギーで魔障壁を作り上げて完璧に防いでいるように見える。


「第2小隊! 前進! 前方砲撃跡まで。躍進距離50。進め~っ。前へ~!!」


 小隊長の号令がかかる。

 周りで息をひそめて簡易塹壕に身を隠していた

 

 が前進を始める。


 11名の家族。

 分隊長のハルジン

 装甲兵のブンター

 装甲兵サモン

 大剣兵ゴサン

 槍兵クエィ

 槍兵バンタ

 弓兵ヨイチ

 魔法兵ゴンター

 魔法兵ハルヒ

 修道兵タカハ

 錬金兵アミ

 そして私、セイ。兵種は衛生兵


 分隊長のハルジン以外は初陣。

 ハルジンさんは歴戦と言ってよい戦歴を持っていると自慢しているけど本当なんだろうか。そうならいいけど。



 私とアミ以外は私たちの故郷オーゴ村出身の招集兵。

 私たち二人は特殊な兵種だから1年間兵学校で訓練を受けた。それが今遂に……


 いけない。

 皆が走り出した。戦いの場に集中しなくちゃ。

 アミと私は皆のその後姿を壕からゴーグル付きのヘルメットと顔半分だけ出して見守る。


 突然、敵の城塞から無数の閃光弾が頭上に発射され、6発の毒々しい紫色の輝きが円を描く位置で輝きだす。

 あれは……たぶん、障壁無効化魔法陣!

 周りから魔素を竜巻のように吸収して地上の味方に吹き付ける。みんなの装甲や装備にかかっていた硬化魔法が見る見るうちに無くなっていくのを感じる。

 そして要塞からの遠距離弓の射撃が始まる。


 早く伏せて!

 あと少しで爆裂痕に辿り着く!

 しかしその願いも空しく家族の一人魔法士ゴンターの叫びが、私のに響く。


(セイーッ!

 やられた。足が、足に矢が! くそっ! 抜けねぇ。このままじゃ腐っちまう。頼む。助けてくれ!!)


 まだ現実の声も聞こえるから大丈夫。間に合う。



 私は隣にいたアミと目で合図を交わし、毒消しと緊急処置剤を口に含む。そして腰のポーチに綺麗に並べて入っている小型シリンジを自分の左腕に刺した。


 私の体が白銀に発光する。

 腰まで伸びた髪が、縛っていたコヨリを弾けさせ鳥が羽を広げたように舞い上がる。淡い白銀の燐光が壕内に満ちる。


 私は脇に立てかけてあったボードを倒して両足をそのタップに無造作に置き、腰を落とす。


 


 ボードが浮くと共に前進ベクトルが掛かる。勢いを制御するためにボードのテールを浮かせて浮力も推進力に変え、塹壕の壁で反発させてから一気にポップアップ。

 なるべく速く、なるべく低く。

 弧を描くようにゴンターの倒れた場所へ滑っていった。

 直進すれば帰ってくるのが大変。

 矢に当たる確率も高い。


 思いっきり低空を飛び、斜めになりながら思い切り伸ばした左手でゴンターの魔法兵ローブの襟元を掴んで引き寄せる。それと同時に口に含んでいたカプセルをかみ砕いて一気に飲み込む。

 光った特殊繊維のグローブをはめた左手が大人の男の体重を支える。カプセルの薬液の効果が表れゴンターの体も発光し毒消し作用が無事始まったらしい。


 そのまま弧を描き先程の簡易塹壕へ戻る。

 

「アミ。後は頼むわ」


 既にアミは背嚢のジップを開けて応急治療魔法具を並べて待っている。手が空いている修道兵のタカハも傷の手当てを始めた。


「おーけー。任して」


 ではこれから残った4分間程。次の任務を始めましょうか。


「セイ。気を付けてね。帰ってくるんだよ!」


「わかった。まだ貴方にスイーツの貸しが1つのこってるんだから必ず帰ってくるわよ!」


 アミが既に顔を爆炎の埃で汚しながらサムズアップをしてきた。

 私もそれを返しながら、一気にボードのノーズを上に向け上昇を開始する。これからの時間だ。


 体が益々発光する。

 その軌跡を追うように敵の矢が飛んでくる。

 その分、地上の味方に降り注ぐ矢が減る。


 

 これが私たちの任務。

 戦場を白く輝きながら飛ぶ衛生兵。

 そして飛翔時間が余った時は


 人は尊敬と畏敬の念で私たちをこう呼ぶ。


 【セイバー】と。



 戦場の救世主。

 誰よりも頼りになり、誰よりも目立ち、誰よりも勇敢。

 そして誰よりも戦死が多い。


 前の戦争で無傷で生きて帰って来た人はただ一人。

 私のお母さんだけ。


 そして今度の戦争では私がその血を受け継いで戦場を駆け抜ける!





 作品は削除しました(T_T)




 ではまた後程。

 現在

 第一話PV71

 第2話PV21w


 どうなるでしょうか?



 折角、今日ラッキーにも「注目の作品」に載っているのにw



追記

その後変更したら1時間でFが2つ!

しかもファン以外の人!!


変更点

白銀のセイバーを最初に持ってきていた作品名を

「スケボで戦場を翔ける撫子。……」

にしました。


最初の出だしが肝心

「白銀のセイバー」だと何が何やらw


イメージできる言葉が最初に来ないと!


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