拝啓、大好きだった貴方へ
拝啓、大好きだった貴方へ
今はもう、届かないけれど
覚えていますか?
7月に席替えで、あなたの隣になった
そこから喋るようになりましたね
話題はほとんど私の黒歴史
派手に階段から落ちたこと、秘密にしててよね!って
9月か10月に給食当番があなたと一緒になりましたね
その日から毎日のようにじゃんけんをしましたね
そしてこれが一番大事なこと
修学旅行で貴方に告白したこと覚えてるかな?
嫌われたくなくてドッキリだよ!って嘘ついたこと
その日から心が苦しかったんですよ
本当に 本当に
貴方が大好きでした
私に初恋を与えてくれてありがとう
大好きで 大好きで
壊れそうなくらいで
5年間の片思いは
ぱっと消えちゃいました
初恋があなたでよかったです
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます