なんてことのない日々
名はまだ決められない
2月初旬のある夜
2022年が始まって早一ヶ月も経過していることに驚いていたのに、もう北京冬季オリンピックが始まっていた。男子モーグルで今季初の日本人メダリストが誕生した、そんな夜。
なんとなく、自分の心の内を書き留めていってみようと思った。
個人が特定されてしまいそうな内容は避けたり脚色したり、まあある程度の噓をついていくであろうな、と。
そういえば、今日はスマートフォンの電源を切って家に放置して過ごした。
事前に周りに伝えていたわけじゃないから、後日、文句いわれるかもと初めは不安と闘いつつであったが、二時間後にはそんなことどうでもよくなっていた。
電車に乗って移動しているとき、いつもはゲームするなり動画を見るなりと中毒並みに触っているから、普段と違って手持ち無沙汰で仕方がなかった。本をもってこれば良かったと思いつつ、なにかできることも思いつかなかったので、人間観察をした。誰かと目が合って不審に思われまいかとヒヤヒヤしたけど、2人組で一緒に乗ってきた方々以外、みんなスマートフォンを触っているか、イヤホンしているか、タブレット端末を触っているか、寝ているかしかなかった。お陰でほとんどが頭を垂れていて目が合うことはなかった。
さあ、今日はここらで寝なければ。明日は早くから動かなければならないので、おやすみなさい、世界よ。
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