「レール」によせて

私自身も、私の友人の中にも、レールに乗っかってレールの通りに進んでいるってケースが多いです。

それ自体を否定するつもりはありませんし、否定したくはないんですが、ときどき本当にこれでいいんだろうか、このままでいいんだろうかと不安や焦りを感じるんです。


友人に関しては不安や焦りよりも心配になるかな。

とにかく、レールを敷かれることって安全ではあるけど、冒険はできないよなって思うことが増えました。


障害を持っていると、あなたにはこれしか道はないんだからという雰囲気がものすごく伝わってきます。

それは、昔からの歴史が作り出しているものもあれば、親や先生の固定観念のようなものもあります。

私の友人から聞いた内容は、胸が痛むものばかりでした。親や先生の愛情、心配する気持ち、とっても分かるんですが、時にちょっとその子のこと、縛りすぎてない?と思うこともありました。


「ハンディがあっても、自分でレールを敷いて歩んでいる人たちがとってもうらやましい」という友人の言葉に、私がその人たちの心を動かすことができるとしたらどんなことだろうって考えます。

考えてみるけれど、いまだに何が正解なのか分かりません。

きっと、ささやかな犯行とかかたくなな精神力、絶対に自分の思いを貫いて形にするぞという気持ちをあきらめないことなのかもしれませんね。


他人が敷いてくれたレールをどこまで歩いていくかの選択ができれば、環境やハンディの有無関係なく挑戦がしやすくなるのではないかな。

そんな世の中に変えていきたい。

今はそういう気持ちでいっぱいです。

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