第18話
「俺は何もしてない」
「まだ何も言ってないじゃない」
「お前らの目が何かを言いたげだ」
「いや、実際問題冬音嬢に特別なリアクションをもらってるのは純だけだろう」
「あれだ、昨日みかん味のキャンディあげたから、それが気に入ったんじゃないか?」
「何か特別なの?高いとか、美味しいとか」
「普通だと思うが・・・・ほら」
ポケットに手を入れてみかん味のキャンディを2つ作る。それを山咲と綾人に渡す。
「なんでポケットに飴なんて入れてんのよ・・・・・」
「非常食」
ブツブツ言いながらも二人共キャンディを口に入れる。
「なんというか・・・・・」
「普通、だな」
「だろ?だから冬音の機嫌が良いこととはそんなに関係ないと思うぞ」
そうこうしている内に朝のホームルームが始まった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます