旭川のバスケットボール人脈②:教頭の野望

 バスケットボールに関係しているのは、生徒だけではありません。

 旭川バスケットボール協会の役員名簿には、お馴染みの名前が幾つか見られます。


 まずは中山岳教頭です。彼がバスケットボールをやっていたのは御存知の方も多いでしょう。

 既に触れた通り、第三者委の報告書では、大会期間中においても事件への対応に追われていたことがわかります。25日の夜には北門中学校との電話対応、26日の夕方にはB男に聴取と、その後も対応が続きます。

 協会の役員であれば、当然、大会の準備と運営の仕事も同時進行ということになります。試合会場でも、両名と話をしたことでしょう。恐らく息をつく暇もなかったのではないかと思います。

 部活動の大会によって、いじめ対応が後手に回る、という構図も浮かび上がってきます。

 現在ツイッターの教員アカが、部活顧問拒否で盛り上がっていますが、長時間労働の温床となり、本来必要な業務に支障が出ているのは問題ではないでしょうか。


 教頭は、この前年度まで北門中学校の教頭でした。

 顧問ではないにしても、バスケ部であればC男のことも知っていたことでしょう。C男には一つ上に姉がおり、母親がPTAの役員でもありました。

 こうした点が、いじめ対応に影響を与えた可能性も否定できません。当事者に近い人物がいじめ対応に当たるのは適切なのか、改めて考えるべきではないでしょうか。

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