第6話 冬の週末
冷えたあなたの頬を
両手で包みこんで
「おかえりなさい」
ここに、帰ってきたね
あなたの居る場所
あたしとあなたが暮らすところ
さあ、暖まろう
あなたがね
どんなに遠くまで行っても
あたしはここで待っているから
部屋は暖めてあるし
温かいスープもあるわ
冷えたあなたの体が解れたら
それから
二人の休日を始めよう
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