第359話 予知能力
桜雪、予知能力はない‼
しかし予想はする。
100均で売っていたローラー転がして、また戻して体鍛えるヤツ(正式名称は知らない)
なんか良さげである。
TVなんかでも幾度か観たこともある。
なかなかにキツイらしい。
ベチャッと床にうつ伏せて終わるようだ。
毛虫のような動きで鍛えるようだが…。
「コレ…私の体重支えられるのか?」
値段は300円である。
素材は解らない。
もし樹脂のシャフトだとしたら、私の体重90Kgに耐えられずボキッと折れて前歯吹っ飛ぶほど床に顔面打ち付けるんじゃ?
しばし箱を手に取り真剣に考えた。
「………やめよう」
前歯全壊の悲劇の絵が頭から消えなかった。
私の身体は、このレベルには到達していない…。
地道に腹筋30回から始めよう。
道具は危険領域だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます